カラフルな愛南のヒオウギ貝は別名で長太郎貝、パタパタ貝とも言われ、ホタテ貝に似た形の2枚貝の一種で、まるでカラースプレーをしたかのような、色鮮やかな貝のこと。その色は、オレンジや黄色、赤、紫などで、大きさは、ホタテ貝よりやや小さめだが、海の香りや甘みが強く味は濃厚。貝柱はもちろんヒモ部分も刺身や焼き物、揚げ物、煮物など、さまざまな料理にしていただくことができる。愛媛県の愛南町は、このヒオウギ貝の全国有数の産地。黒潮が流れ込み、魚貝類にとってバランスのよい海域で、肉厚な天然物がとれる。100%天然色で見た目が綺麗なことから、食後は小物入れ、薬味入れやインテリアとして愛用されている。