マダイは日本人にとって「魚の王様」。北海道以南の日本各地、特に温暖な西日本のリアス式海岸となった地域において、養殖が盛んに行われている。特に愛媛県は生産量が日本一で県の魚にも指定されている。最も脂がのっておいしい時期は1月~2月の産卵前、その体を桜色に染めることからこの時期のマダイは「桜鯛」とも呼ばれている。肉質は弾力があり、旨味成分であるイノシン酸が豊富に含まれ、ビタミンB1の量にいたっては天然のマダイよりも勝っているのが特徴である。
愛媛県の西側に広がる宇和海は複雑な入江を持つリアス式海岸で、太平洋から黒潮が流れ込むため栄養素やミネラルが豊富。
旬 1月 2月