佐田岬亀ヶ池温泉は、愛媛県伊方町に位置する、地域住民や観光客に愛されている温泉地です。温泉施設「伊方町健康交流施設 佐田岬亀ヶ池温泉」として知られ、2024年2月1日にリニューアルオープンしました。この温泉は、佐田岬半島の豊かな自然に囲まれた場所にあり、訪れる人々に心身の癒しを提供しています。
佐田岬亀ヶ池温泉の泉質はナトリウム塩化物泉で、弱アルカリ性低張性高温泉に分類されます。泉温は42.0℃で、身体を芯から温め、筋肉や関節の痛み、胃腸機能の低下、ストレスによる諸症状などに効果があるとされています。また、切り傷や冷え性、皮膚乾燥症などの症状にも効果が期待できる療養泉です。
2024年のリニューアル後、木造一部鉄骨造平屋建ての新しい施設がオープンし、様々な設備が整えられました。足湯や物販スペース「風の杜マルシェ」、多目的スペース、リラクゼーションスペース、キッズスペース、フリースペース、レストラン「Dining 海」など、家族連れや観光客が楽しめる施設が充実しています。さらに、リニューアル後にはRVパークや簡易宿泊施設「亀乃湯別邸」、ラウンジ、芝生広場なども新設され、多様なニーズに対応しています。
佐田岬亀ヶ池温泉は、2003年8月から温泉掘削工事が始まり、同年11月に温泉が湧出しました。その後、約8億円の費用をかけて町営の共同浴場と交流・健康福祉の複合施設として「伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉」が2007年8月にオープンしました。しかし、2021年8月19日に落雷による火災が発生し、施設の大部分が焼失しました。伊方町は施設の再建を進め、2024年2月1日に新しい姿で「伊方町健康交流施設 佐田岬亀ヶ池温泉」として全面再開しました。
亀ヶ池温泉の大浴場では、地下1,500メートルから湧き出る天然温泉を楽しむことができます。泉質は塩化物泉で、疲れを癒し、肌をしっとりとさせます。大浴場には「みさきの湯」と「杜氏の湯」があり、男女の入れ替え制となっているため、どちらの湯も楽しむことができます。
露天風呂では、佐田岬半島の美しい景色を眺めながら、風のやさしさとお湯の温かさを楽しむことができます。通常湯とあつ湯が用意されており、好みに合わせて選ぶことができます。
亀ヶ池温泉には、気泡風呂、檜造りの樽風呂、3種類の陶器風呂、高温サウナ、塩サウナ、水風呂など、様々な温浴施設があります。これらの風呂は、それぞれ異なる効能があり、訪れる人々の疲れを癒し、リフレッシュさせてくれます。
亀ヶ池温泉の営業時間は9:00から21:00（最終受付は20:30）です。第4木曜日は休館日となっています（ただし、祝祭日の場合は翌日休館）。入浴料は大人700円、65歳以上600円、こども（3歳から小学生まで）300円です。岩盤浴は別途500円が必要です。家族風呂は1時間3,000円で利用できます。
佐田岬亀ヶ池温泉は、国道197号の平石峠から分岐し、ミカン畑が広がる南斜面を車で約2分下った場所（伊方町二見）に位置しています。車でのアクセスが便利で、佐田岬半島のドライブの途中に立ち寄ることができます。
温泉の隣接地には亀ヶ池農村公園があり、一帯は観光交流の拠点となっています。公園内では、四季折々の自然を楽しむことができ、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
佐田岬半島は、四国最西端に位置し、美しい景観と豊かな自然が魅力のエリアです。半島の先端には佐田岬灯台があり、瀬戸内海と宇和海の絶景を望むことができます。また、地元の特産品や美味しい海の幸も楽しめるので、観光と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
リニューアル後、亀ヶ池温泉には簡易宿泊施設「亀乃湯別邸」が新設されました。温泉にゆっくりと浸かった後、そのまま宿泊してくつろぐことができます。旅の疲れを癒し、翌日も温泉を楽しみながらのんびりと過ごせるのが魅力です。
温泉施設内には、地元の新鮮な食材を使用した料理が楽しめるレストラン「Dining 海」があります。温泉でリフレッシュした後、美味しい食事を堪能することができます。特に、愛媛県ならではの海の幸や地元の野菜を使ったメニューはおすすめです。
佐田岬亀ヶ池温泉は、美しい佐田岬半島の自然に囲まれた癒しの温泉地です。2024年にリニューアルオープンし、充実した施設と温泉の効能で多くの人々に愛されています。ぜひ、愛媛県を訪れる際には佐田岬亀ヶ池温泉に足を運び、心身ともにリフレッシュしてみてください。