ごつごつしたその形から、金太郎の力こぶをイメージしてその名前がつけられたという「瀬戸の金太郎いも」。「紅あずま」という品種のサツマイモで、栽培歴は100年以上にものぼり、蒸すと甘みが強く、食感もいいことで人気だ。焼き芋や天ぷらにもぴったりだが、その味わいがもっとも感じられるのはなんといっても「ふかしいも」だという。四国最西端、寒暖差が大きく、日本で一番細いといわれている佐田岬半島で、さわやかな瀬戸の風と太陽と海で育てられた瀬戸の金太郎いもは、栗よりも甘いと言われるほど。焼き芋にすれば、繊維質も少なく中は綺麗な金色に焼き上がり、焼き立てのほくほくとした食感と甘さ。最近では、このいもを使った焼酎やスイーツも人気だ。