松山市から車でおよそ2時間半。「愛媛の桃源郷」と呼ばれる県内有数の桃の産地、松野町では、およそ70件の農家が桃を栽培していて県内各地に出荷している。この桃の特徴は、果肉が薄いピンク色でとても柔らかく、したたるほどの果汁を含んでいることである。畑一面に真っ白なマルチシートを敷くことで水分を適度に遮断し、太陽の光を反射させることで、桃の甘味を増しているという。
7月上旬から8月中旬にかけて収穫され、品種としては、主に「赤月(あかつき)」と「白鳳(はくほう)」が多い。赤月(あかつき)は果肉がしっかりとしているのに対して、白鳳(はくほう)は、甘味があり果肉が白くて適度な柔らかさが特徴だ。桃は自家熟成する果実のため、冷蔵庫に入れずに熟させて、食べる前に冷やすのがおすすめの食べ方だ。
旬 7月 8月