大洲銘菓“月窓餅”は、わらび餅にこしあんを包み、地元産の青大豆きな粉をまぶした和菓子。創業1624年の400年の歴史を持つ老舗和菓子屋「村田文福老舗(むらたぶんぷくしにせ)」の代々受け継ぐ銘菓で、やわらかく口の中でとろけるきめ細かい口ざわりが特徴。 製法は創業当初から変わらず、包装も1個1個手作業でおこなっている。旧大洲藩公の御用菓子司であった村田文福老舗が、藩の特産品であるわらび粉を使ったこの菓子を大洲藩二代藩主・加藤泰興に献上。大変気に入られたため、彼の号「月窓」をとって月窓餅と後に名付けられたという。その後も殿様から庶民にまで広く愛されたこの銘菓は今も尚地元に根付き、老若男女問わず根強い支持を得るお土産の代表格。包丁で切ろうとすると形が崩れるほど柔らかいという繊細な食感を、ぜひ堪能してみて。