愛媛県大洲市は“たけのこ”の収穫が盛んだ。早朝に特に肘川沿い周辺では、豊富な水量を誇る肱川の水が霧となり、竹林に潤いを与え、たけのこが乾燥せず育つことで、やわらかなたけのこが採れるという。その肘皮の恵みを受けたたけのこを、地元では“朝霧たけのこ”と呼んでいるようだ。皮の色が白っぽく、先端の芽が黄色いといった特徴がある。たけのこの旬は3月下旬~5月までだが、夏~冬の間も草刈りや親竹の間引きなど、竹林の手入れが欠かせない。昔ながらの代々受け継いできた方法で守られた竹林から採れる、肱川の恵みを味わってみて欲しい。
旬 3月 4月 5月