宝泉坊温泉は、愛媛県西予市城川町に位置する温泉地です。この温泉地は、西予市の市街地から約30キロ離れた山間部にあります。近隣には温泉名称の由来となった宝泉坊(寺院)があり、自然に囲まれた静かな環境で温泉を楽しむことができます。
宝泉坊温泉は、低張性弱アルカリ性冷鉱泉で、泉温は17.3℃です。神経痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効果があるとされています。温泉は「美肌の湯」「美人の湯」としても知られ、地元の人々や観光客に親しまれています。
日帰り温泉施設「クアテルメ宝泉坊」では、十数種類のプールや露天風呂、大浴場を楽しむことができます。また、全国でも珍しい温泉水を利用したバルネオプールがあり、20mプール、ジャグジー、歩行プールなどを一年を通して利用できます。さらに、トレーニングルーム(有料)やリラクゼーションルーム、軽食コーナーも完備されており、心身ともにリラックスできる空間を提供しています。
「宝泉坊ロッジ」は、クアテルメ宝泉坊に隣接した宿泊施設で、B&B(ベッド&ブレックファスト)方式を採用しています。心地よい木の香りが漂う新館の客室や、澄んだ空気と清流のせせらぎに包まれた快適な滞在が魅力です。木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気のレストランでは、自然の景色を眺めながら朝食を楽しむことができ、宿泊者専用の共同キッチンも完備されているため、長期滞在にも適しています。
宝泉坊温泉の歴史は天正年間(1573年〜1591年)に遡ります。ある傷を負った法師がこの地に逃れ、湧き出る冷泉で傷を癒したと伝えられており、その法師は村人を救い、「宝泉のお坊さん」と呼ばれるようになりました。このことが温泉名称の由来となっています。しかし、現在の温泉施設が開業したのは昭和に入ってからで、1985年(昭和60年)8月に「農村環境改善センターたかがわ」(クアテルメ宝泉坊の前身)が開業しました。その後、1987年(昭和62年)7月には「宝泉坊ロッジ」が開業し、今日に至ります。
JR予讃線・卯之町駅から宇和島バスで約60分。野村営業所で乗り換え、バス停「宝泉坊温泉」で下車します。
松山自動車道大洲ICより国道197号を日吉方面へ約50分。もしくは、松山自動車道内子五十崎ICより県道229号経由、国道197号を日吉方面へ車で約50分でアクセスできます。
駐車場は無料で50台分が用意されています。
毎週火曜日(定期メンテナンス等の際には臨時休館日あり)
※バルネオプールは3歳未満のお子様はご利用いただけません。家族風呂の予約は電話受付10:00~18:00までとなります。