宇和島・大洲には福島、高山、青島などの観光スポット、ポコペン横丁、つつじまつり、祇園まつりなどの観光イベント、タルト、鯛めし、ポンジュースなどのご当地グルメがあります。
江戸の昔から和紙とろうそくの産地として栄えてきた内子。大正初期に建設された歌舞伎劇場「内子座」は、花道も廻り舞台も当時のままで、現在も公演が行われています。
古くからの民家、商家が立ち並ぶ八日市・護国は地区全体が重要伝統的建造物群保存地区になっています。白漆喰と瓦屋根の街並みのなかでタイムスリップ気分を味わうのも良いでしょう。
さらにマニアックな体験がしたいなら、細かいところまで江戸の暮らしぶりを再現した「町家資料館」や商家の営みを等身大の人形で再現した「商いと暮らし博物館」がおすすめです。大正レトロそのままの文化交流ヴィラ「高橋邸」で、コーヒーや抹茶でひと息つきながら散策を続けましょう。
ユニークな観光スポットとしては「五十崎凧博物館」があります。世界各国のさまざまな凧のかたち、歴史、空に上がる理由などを詳しく知ることができます。
また、書道用紙や障子紙を生産している「天神産紙工場」では、和紙製造の見学や、予約をすれば紙漉き体験をすることもできます。いずれも子どもの自由研究にもピッタリなので家族連れにもおすすめです。
アウトドア派ならば、小田川沿いの公園「豊秋河原」でアクティブに過ごすのも良いでしょう。親水エリアが設置されていて川遊びを安全に楽しむことができます。
ピクニックにも最適のロケーションで、自然を満喫する休日を過ごすことができるでしょう。また、内子町内にはイチゴからリンゴまでさまざまな果物農園があり、ほぼ一年中フルーツ狩りを楽しむこともできます。
旬の川魚、季節の果物とめいっぱい味わいたいですね。地元のとれたての素材を生かした料理は、レトロな趣のある街ならではの古民家カフェ「創玄」や、築140年の商家を利用した「蕎麦 つみ草料理 下芳我邸」などで堪能することもできます。
お土産には名産品、和ろうそくがおすすめです。普段はなかなか入手できない和ろうそくですが、すすが少なく、炎もゆらゆらと美しく、非日常的な気分を味わうことができると人気です。
標高80メートルの丘上に1601年に築かれた平山城で、築城の名手と名高い藤堂高虎が築城した。 天守は1666年頃に伊達氏2代藩主の宗利が大改修し現在の形となる。天守閣は貴重な現存12天守の一つで国指定の重要文化財。 宇和島城の歴史と特徴 宇和島城は、日本の愛媛県宇和島市に位置し、江戸時代には宇和島藩の中心地として栄えました。城跡は現在、国の史跡に指定されており、別名「鶴島城」とも呼ばれています。 この城は、藤堂高虎によって築かれた近世城郭であり、中世の板島丸串城の跡地を活用しています。城の構造は、標高74メートルの丘陵を利用し、本丸、二ノ丸、帯曲輪、そして北側の藤兵衛丸、西側の代右衛門...»
南楽園は、四国最大級の日本庭園で、甲子園球場の4倍以上の広さを誇ります。150種類20万本の樹木が育ち、「山、里、町、海」の4つのゾーンに分かれています。四季折々の自然美を満喫できる、日本の名庭園です。 2つの池を中心に歩いて鑑賞できる広大な池泉廻遊式庭園。広大な池を中心とした15万平方m以上の敷地に150種20万本もの樹木が植えられている。 園内は、深い樹木でおおわれ渓流と滝が目を引く山、江戸時代の農家のイメージの里、漁村風景と瀬戸内に浮かぶ島々・石垣の家を見せる海・花に埋もれた町の4つのゾーンで構成されている。 南楽園 南楽園は、四国最大級の日本庭園で、自然と調和した広大な池...»
天赦園は、愛媛県宇和島市に位置する日本庭園で、国の名勝に指定されています。もともとは、宇和島藩の七代藩主である伊達宗紀(だて むねとし)が、隠居所として文久2年(1862年)に着工し、慶応2年(1866年)に完成させた庭園です。総面積は11,240平方メートルあり、そのうち約3分の1が池で占められています。池泉回遊式の庭園として設計され、背景には鬼ヶ城連峰を借景として取り入れており、自然と調和した美しい風景が特徴です。 天赦園の歴史と命名の由来 天赦園という名称は、初代仙台藩主である伊達政宗(だて まさむね)の漢詩「酔余口号(すいよこうごう)」に由来しています。この詩には「馬上に少年過ぎ ...»
直径20mの土俵で1トンを超える巨大な牛が激突。荒々しい巨牛の息づかい、かん高い勢子の声、角と角がぶつかり合う鈍い音が場内にこだまし、白熱した戦いが繰り広げられます。...»
明治の貿易商が京都や神戸の名工を呼び寄せ、城下町、大洲東端を流れる肱川の景勝地である臥龍の渕に臨み、神楽山を背景とした約3千坪(9,900平方メートル)の敷地に、構想10年、施工4年、延べ9000人の人手を要し、歳月をかけて建設し、1907年に完成した山荘。 肱川と冨士山を借景とした庭と茶室をもち、日本建築の伝統美が集約されている。 庭中の「てまり石」は、大阪淀屋辰五郎の庭にあったもの、「石臼」は、兵庫六甲溪谷の銘酒灘の米つき水車に用いたもの、「げんだ石」は、上灘より導入するなど粋を凝らしたものが多い。 山荘の自然の景勝は、四季に亘って、それぞれの風趣がある。臥龍院、不老庵、文庫の3棟が...»
この地に初めて築城したのは、鎌倉時代末期に守護として国入りした伊予宇都宮氏の宇都宮豊房で、1331年と伝わる。 創建した当初は、肱川と久米川の合流点にあたる地蔵ヶ岳に築城したことから地蔵ヶ岳城と呼ばれた。 1888年に惜しくも天守が取り崩されてしまったが、4棟の櫓は解体をまぬがれ、いずれも国の重要文化財に指定されている。 4層4階の天守は、明治期の古写真や「天守雛形」と呼ばれる江戸期の木組模型などの史料を元に2004年に木造で復元した。 # 大洲城の概要 大洲城(おおずじょう)は、四国の伊予国喜多郡大洲(現在の愛媛県大洲市大洲)に位置する日本の城です。別名には地蔵ヶ嶽城、比志城...»
愛媛県大洲市菅田町大竹の梁瀬山に鎮座する少彦名神社は、古事記や日本書紀に登場する日本神話の神、少彦名命(すくなひこのみこと)を御祭神とする神社です。この神社は「神様終焉の地」として崇敬を集め、全国的にも珍しい存在として知られています。...»
宇和島でとれた新鮮なマダイの刺身を、だし汁、しょうゆ、酒、卵黄などで作ったタレと混ぜ、アツアツのご飯の上にのせ、薬味をかけて食す丼料理。発祥は伊予水軍が戦中に手軽に食べられる料理として考案されたのがはじまりとされ、その後漁師の間で船上料理として受け継がれてきた。現在では地元の郷土料理店が連携して「どんぶり王国宇和島」という企画を立ち上げ、鯛めしをはじめとした様々な丼料理のPRを全国に向けて発信している。...»
「じゃこ天」とは愛媛県の近海でとれた小魚を磨り潰して形を整え、そのまま油で揚げた魚肉の練り製品である。宇和島では魚のすり身を揚げたものを「天ぷら」と呼んでいた事からその名が付いた。地方によっては、「じゃこてんぷら」や「皮てんぷら」、またはそのまま「てんぷら」と呼ばれることがある。魚が豊富にとれていた宇和島で、雑魚を美味しく食べるために1600年代にうまれた料理とされる特産品および、それを使用した郷土料理。愛媛県では現在も販売店が多く、店毎の特徴を「食べ歩き」で楽しむ観光客も多い。おやつとして大人気。 宇和海で豊富な魚が獲れる八幡浜市や宇和島市では、魚の加工品が盛んで、「じゃこ天」という代表的...»
“いもたき”とは、夏から秋にかけて主に河川敷などで鍋料理を食す、愛媛県下で広く行われている伝統行事。鍋に入れる具材は、里芋を中心に地域ごとの名産品を使用するのが特徴だ。大洲のいもたきは約350年以上前、加藤家の藩政時代に、お籠りと呼ばれる伝統行事でふるまう鍋に各自が地元名産の里芋を持ち寄ったことが始まりと言われている。河川敷で行われるイベントのほか、市内の料理店などで味わうことも可能。おいしくて楽しい中秋の風物詩に、一度参加してみるのはいかがだろう。 「いもたき」の起源は、大洲市にあります。この料理は、鶏肉、里芋、こんにゃく、しいたけなどの具材を煮込んだ鍋料理で、加藤家が藩主として統治してい...»
外はカリカリ、中はジューシー!新鮮な小魚で作る人気の味。宇和海に面した南予地方は、古くからかまぼこをはじめとする、様々な水産加工品が愛されてきた。その中でも「じゃこカツ」は、全国にも名を馳せるほどの人気。愛媛近海でとれた小魚を骨ごとすり身にした愛媛県の郷土料理「じゃこ天」の生地に、愛知県産のゴボウや玉ねぎ・人参などの野菜を混ぜ合わせ、パン粉をつけてカツ風に揚げた魚メンチカツ。宇和海から揚がった新鮮なホタルジャコを、頭・内臓を手作業で取り除いて水洗いした後、骨や皮ごとミンチしてすり身にしたものを小判型にして油で揚げてある。魚を丸ごと配合しているので、カルシウムなどの栄養価が高いのも特徴だ。揚げた...»
「伊予さつま」は、その名前のとおり薩摩(さつま)国、つまり鹿児島の郷土料理である冷や汁と作り方はほぼ同じ。新鮮な魚をすり鉢ですってから、麦味噌を加え軽く火であぶる。それをだし汁でとき、麦ご飯にかけて流し込むという夏の食事として愛されてきたものだ。冷や汁と違うのは豆腐を入れないことと、九州ではよく使われるアジではなく、愛媛を代表する食材でもある新鮮な鯛を使うところ。最近では具材やだし汁がセットになったものがお土産として店に並んでいるので、手軽に伊予さつまを食べられる。...»
手間ひまかけたサメの切り身をピリッときかせた酢みそで食べる郷土料理。ふかとは、西日本で大型のサメのことで、南予地方・宇和海でよく捕れるのは1メートル前後のあまり大きくないフカ、つまりサメ。その昔、漁師が釣れたフカを、刺身にも保存食にもならないホシザメを売り物にならないので酒の肴にしたのがこの「ふかのゆざらし」の始まりだ。皮つきのまま3枚におろして刺身にしてから、さっと湯どおしして辛い酢味噌で食す。フカの淡白な味に辛い酢味噌が合って食欲をそそる逸品で、今では冠婚葬祭に欠かせない料理になっている。豆腐、こんにゃく、きゅうり、わけぎなどを添えれば、色彩もあでやかな一皿に。フカの身は弾力があって、ヒレ...»
宇和島の伝統的な料理で、祝いの席などに欠かせない一品。宇和島の郷土料理だが、松山市をはじめとする愛媛県各地でも食べられている。酒、しょうゆ、みりん、砂糖などの煮汁で鯛を丸ごと一尾豪快に煮付け、その旨みがたっぷりと染み出た煮汁を出汁で薄めてそうめんにかけ、身をほぐした鯛と共にいただく。鯛の身のやわらかさと、喉ごしの良いそうめん、甘辛い汁が絶妙で、煮汁の香りが食欲をそそる。海の白波を表しているそうめんの上を鯛が泳ぐ姿をイメージしているという、華やかな盛り付けも魅力だ。 「鯛そうめん」とは、タイを丸ごと姿煮にした料理で、ゆでた素麺と一緒に大皿に盛り付け、タイの煮汁をつけて食べるものです。特に瀬戸内...»
愛媛県八幡浜市は、人口4万人にあって40店以上のちゃんぽん店が存在するちゃんぽんの街である。八幡浜のちゃんぽんとは、長崎などの麺文化「ちゃんぽん」を、八幡浜風にアレンジして生まれた食べ物で、単なるご当地グルメを通り越して、八幡浜のソウルフードとして市民に愛され続けている。八幡浜ちゃんぽんの特徴は、長崎ちゃんぽんが豚骨ベースで白濁した濃厚なスープであるのに対し、鶏がら・鰹・昆布などでだしを取った黄金色のスープで、あっさり風味が特徴。麺は太目の中華麺を使用するお店が多く、たっぷりの野菜に豚バラ肉、それに八幡浜の特産品である蒲鉾・じゃこ天など水産練り製品が具材として使われている点であり、魚のまち八幡...»
高知のお隣、愛媛でもぜひ食べたい”カツオのたたき”。高知から程近い南予地方を中心に県内で古くから親しまれている。戻りガツオが旬を迎える10~11月が一番美味しい時期。カツオを節に切り、串を打ってから表面をあぶって冷やしてから切り分け、青じそやしょうがなどの薬味とタレをたっぷりとかけ回して食べる豪快な料理だ。別名「土佐づくり」ともいわれている。強火、それも直火で焼き目をつけるのがポイントだ。このたたきの由来はさまざまで、土佐藩主の山内一豊が、食中毒を防止するためにカツオを刺身で食べることを禁止したことがあったが、地元の人々は表面のみを焼いて焼き魚だとして食べたという説が有力だ。 旬 10...»
愛媛県宇和島市周辺に伝わる郷土料理の一つで、めんといっても、そばやそうめんのことではない。この「ふくめん」の主役はコンニャクだ。千切りにしたコンニャクの上に魚そぼろ、陳皮、ネギなどを盛り、よく混ぜて食べる。コンニャクは空入りしてしょうゆや砂糖、みりんで甘辛く味がつけてあるのであとを引く味に仕上がっている。上に乗せる具はパッと見てもコンニャクが使われているとはわからないくらいたっぷり盛るのが特徴で、祝いの席にも欠かせない。この名前の由来も、コンニャクが見えなくなるくらい“覆面”をするからという説もある。「福面」などの縁起の良い字を当てる場合もある。 「ふくめん」は、宇和島藩の行事食として広まり...»
サクッとした食感と香ばしいコロッケと大洲の郷土料理“いもたき”を見事に融合させたのが、ご当地グルメ“大洲コロッケ”。“いもたき”とは大洲名物の里いもをはじめ、油揚げ、こんにゃく、鶏肉などをアユから取った出汁で炊いたもの。市内の飲食店で販売され、名産の里いもを使うというルールに則り、各店舗ごとオリジナルの具材と味を提供している。...»
愛媛県は、”温州みかん”をはじめとするみかんの栽培が盛んで、各地で様々な品種(40種類以上)が作られ、日本一の品種数と生産量を誇っている。その始まりは、江戸時代の終わり頃に「伊勢まわり」や「四国巡礼」で手に入れたみかんの苗木を植えたことからだといわれ、明治維新後の1900年頃から、地元農家に広まっていった。水はけが良く栄養分を多く含んだ土壌と、年を通して温暖な気候に加えて、「空からふりそそぐ光」、「海からの反射光」、「石垣からの輻射熱」の「3つの太陽」の恵みと、好条件で育ったみかんは、たっぷりの果汁と濃厚な甘さが堪らないおいしさだ。 愛媛県が日本有数のみかん産地となった背景には、江戸時代の終...»
夏の終わりから秋にかけて、大きくずっしりとした果実を実らせる“なし”。肥沃な土地ときれいな水に恵まれた大洲でも、収穫が盛んに行われる。品種は様々で、早なりの“長寿”をはじめ、“幸水”や“豊水”、“新高”などで、といった収穫時期の異なるもの。大きさは若干異なるものの、どれも糖度が高く、多汁なのが特徴。さっぱりとした甘みが後を引くおいしさだ。農家によってはなし狩りも受け付けているので、もぎたてのジューシーな味わいを楽しんでみるのもお薦め。 旬 8月 9月 10月 ...»
原産は北アメリカ産の温帯で成育する果実。耐寒性があり害虫にも強いので、国内のほとんどの地域で栽培可能な育てやすい果樹ではあるが、あまり生産されていないため、市場にはなかなか出回らない。熟した果実は薄いオレンジ色で、柔らかくなったバナナのようにねっとりとした食感。濃厚な甘みと独特の芳香が特徴的だ。カスタードクリームのような味わいだが、強い香りが著しく好き嫌いを分ける。栄養価も高く、ダイエット食品としての注目も集めている。皮にやや弾力が出てきて、濃い緑色から薄い黄緑色に変色する頃が食べ頃である。 旬 9月 10月 ...»
伊予市の中山町で栽培される「中山くり」は、大粒でとても甘い高級栗として人気が高い。肥沃な土壌で降水量にも恵まれたこの土地は、古くから美味しい栗が育つ条件を満たしている恵まれた産地なのだ。愛媛における栗の栽培の歴史は古く、16世紀から17世紀ごろにはすでに栗が栽培されていたといわれている。また江戸時代には、この自慢の中山くりを参勤交代のときに当時の将軍である徳川家光に献上したところ、賞賛されたという言い伝えも残されている。 旬 9月 10月 ...»
愛媛県宇和島は温暖な気候は柑橘類の栽培に適しており、県内随一のみかん産地となっている。温州みかん、ポンカン、伊予柑など、様々な品種を栽培することで、現在では年を通してみかんの収穫、販売が行えるようになっている。化学農薬を一切使わないなど、各農家でこだわりのみかんを作り全国へ発送している。...»
松山市から車でおよそ2時間半。「愛媛の桃源郷」と呼ばれる県内有数の桃の産地、松野町では、およそ70件の農家が桃を栽培していて県内各地に出荷している。この桃の特徴は、果肉が薄いピンク色でとても柔らかく、したたるほどの果汁を含んでいることである。畑一面に真っ白なマルチシートを敷くことで水分を適度に遮断し、太陽の光を反射させることで、桃の甘味を増しているという。7月上旬から8月中旬にかけて収穫され、品種としては、主に「赤月(あかつき)」と「白鳳(はくほう)」が多い。赤月(あかつき)は果肉がしっかりとしているのに対して、白鳳(はくほう)は、甘味があり果肉が白くて適度な柔らかさが特徴だ。桃は自家熟成する...»
愛媛県の八幡浜湾を望む急傾斜地、石積みの段々畑で栽培されている“日の丸千両みかん”。太陽光、海からの照り返し、石段からの反射、この3つの太陽の光の恵みを受けて育ち、みかんの里、愛媛の中でもトップブランドといえる。味が濃く、強い甘みを持ち、糖度12度あれば、甘いみかんといわれる中で、日の丸千両の糖度は14度。その甘さの中にも、柑橘類特有の酸味も兼ね備えており、バランスがよく、果汁もたっぷりでジューシーなおいしさが味わえる。 旬 11月 12月 ...»
”とちおとめ”と”さがほのか”を掛け合わせて作られた新品種のイチゴ。愛媛県の独自品種である”あまおとめ”は、少ない酸味と高い糖度が特徴で甘みが強いため、小さな子どもから大人まで年齢を問わず人気が高い。温暖な気候である宇和島市の中でも、冷気が流れ込み昼夜の寒暖の差が生じる地域で栽培することから、甘くて美味しいいちごが育つ。比較的早く実る品種のため収穫量が多く、形良い大玉が揃いやすいので贈答品にもぴったり。通常の倍の60日をかけて収穫する極めて糖度の高い“寒じめあまおとめ”も是非試してほしい。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月...»
肥沃な土地に恵まれ、昼夜の温度差が大きい大洲は、野菜や果物の栽培が盛んな地域だ。中でも名産の“すいか”はその生産量とおいしさで知られている。大洲のすいかは、ルビーのような果肉の赤い色が美しく、そのシャリシャリとした歯ざわりとジューシーなさっぱりとした甘みは、夏の暑さを吹き飛ばしてくれるさわやかさ。じっくり冷やして、豪快にガブリ!そんな夏ならではの楽しみ方をしたくなる、大地の恵みがたっぷり詰まった果物だ。 旬 6月 7月 8月 ...»
小梅としては大粒で肉厚、種が小さいのが特徴の「七折小梅」は、砥部焼きで有名な愛媛県伊予郡砥部町の特産品。特に七折地区の気候が七折小梅の栽培に適していて、一粒一粒、丁寧に摘み取られた「七折小梅」は、透き通るような薄い黄色をしている。肉質が柔らかく、小梅としては大粒で肉厚、種が小さいのが特徴で、また糖度も高いことから、まろやかで柔らかい梅干しに仕上がる。1900年の初頭から栽培が始まったといわれ、その品質の高さから「青いダイヤ」と評され、高値で取り引きされた時期もあったという歴史ある梅だ。 旬 5月 6月 ...»
鮮やかな緑色と歯切れの良い肉質が特徴の“白いぼきゅうり”の栽培が盛んな大洲地域。ここは、肱川沿いにあるの水が豊富な地域のため、季節を問わず露地栽培とハウス栽培で年間を通して新鮮なきゅうりを育てることができる。また、各農家ごとに減農薬栽培にも積極的に取り組んでいるため、素材本来の味がしっかりと味わえるのが特徴だ。艶やかな見た目と瑞々しい口当たり、そんな滋味溢れる味わいを様々な料理で味わいたい。...»
大洲では里芋のことを“夏芋”と呼び、旬の食材の一つとして親しまれている。その名の通り、「夏に育つ芋」ということからこの名前がついたと言われている。まが玉のような形で、ほんのりと甘く、ねっとりと柔らかい口当たりが特徴。長時間に込んでも崩れにくいことから、煮込み料理などにも重宝する。愛媛の伝統の鍋料理“いもたき”のメイン食材でもあり、毎年、初秋になると愛媛各地で盛大なイベントが行われ、初物の“夏芋”を使った“いもたき”を目当てに大勢の人々が訪れる。 旬 8月 9月 10月 ...»
愛媛の最南端、四国一暖かく、冬でも霜が降りない県下唯一の地と言われる場所で育った小さなタマネギ。甘く柔らかい果肉が特徴で、苦味がなく、皮むきをしても涙の出ないハートオニオンはフルーツ感覚で味わうことができる。スライスして生で食べるのにも適しているため「サラダタマネギ」と呼ばれることもある。青い葉の部分まで甘くて美味しいことも注目すべき点である。白ねぎや万能ねぎのように葉をきざみ、すき焼きや鍋物の具材としても使える。8月中旬~下旬に定植し、収穫が最盛期を迎えるのは11月中旬~1月下旬。時期をずらすことで4月まで鮮度の高い新タマネギが食べられる。その愛らしい形から、クリスマスの時期には引っ張りだこ...»
ごつごつしたその形から、金太郎の力こぶをイメージしてその名前がつけられたという「瀬戸の金太郎いも」。「紅あずま」という品種のサツマイモで、栽培歴は100年以上にものぼり、蒸すと甘みが強く、食感もいいことで人気だ。焼き芋や天ぷらにもぴったりだが、その味わいがもっとも感じられるのはなんといっても「ふかしいも」だという。四国最西端、寒暖差が大きく、日本で一番細いといわれている佐田岬半島で、さわやかな瀬戸の風と太陽と海で育てられた瀬戸の金太郎いもは、栗よりも甘いと言われるほど。焼き芋にすれば、繊維質も少なく中は綺麗な金色に焼き上がり、焼き立てのほくほくとした食感と甘さ。最近では、このいもを使った焼酎や...»
農作物の栽培が盛んな愛媛県内でも、豊富な日射量と清らかな水に恵まれた大洲地域はトマトの生産が盛んに行われている。ここで採れるトマトは、昼と夜の温度差に育まれ、真っ赤な色味と濃厚な甘みが特徴。ひと口ほおばれば、そのしまりのある果肉と瑞々しい果汁、甘みとさわやかな酸味が楽しめる。もぎたてのトマトを何もつけずにそのまま楽しむのはもちろん、様々な料理でその味を堪能したい。地元では、特製のトマトジェラートも販売。旅先のスイーツとして楽しんでみてはいかが。 旬 6月 7月 8月 9月 10月 11月 ...»
大洲市で無農薬、原木栽培されている乾しいたけ。大洲の恵まれた自然に育まれた大きく肉厚なかさが特徴。とはいっても、大味ではなく、濃厚なコクと旨みもしっかり味わえる。炊き込みご飯や味噌汁の具材としてはもちろんのこと、シンプルに焼き、しょうゆをかけて熱々のうちにいただくのもお薦めだ。ボリュームも芳醇な香りも主役級の原木乾しいたけは、まさに「ごちそう」と呼びたくなるほどの味を楽しませてくれる。 無農薬・無肥料の自然栽培。大洲の名産品 自然の恵み豊かな大洲を代表する名産品のひとつが“しいたけ”。県内1位の生産量を誇るだけあって、毎年「大洲しいたけフェスタ」というイベントが開催されるほど愛媛でも名高い...»
愛媛県大洲市は“たけのこ”の収穫が盛んだ。早朝に特に肘川沿い周辺では、豊富な水量を誇る肱川の水が霧となり、竹林に潤いを与え、たけのこが乾燥せず育つことで、やわらかなたけのこが採れるという。その肘皮の恵みを受けたたけのこを、地元では“朝霧たけのこ”と呼んでいるようだ。皮の色が白っぽく、先端の芽が黄色いといった特徴がある。たけのこの旬は3月下旬~5月までだが、夏~冬の間も草刈りや親竹の間引きなど、竹林の手入れが欠かせない。昔ながらの代々受け継いできた方法で守られた竹林から採れる、肱川の恵みを味わってみて欲しい。 旬 3月 4月 5月 ...»
宇和島市水荷浦(みずがうら)の30度を超える傾斜地に開墾された段々畑で栽培された馬鈴薯で、品種でいうと男爵に属する。冬(11~12月)に植えてたものを通常の収穫より早い4~5月に収穫する「早掘り」のため、皮が薄く柔らかで、水分を多く含んだじゃがいもができるのだという。ビタミンCや食物繊維が豊富で、さらに低カロリー。皮ごと食べられるのも魅力。水分を多く含んでいるため独特のみずみずしさがあり、蒸すとホクホクの食感が楽しめる。また、段々畑で育つことから水撒きをしなくても雨水だけで育てることができるそうだ。 旬 4月 5月 ...»
カラフルな愛南のヒオウギ貝は別名で長太郎貝、パタパタ貝とも言われ、ホタテ貝に似た形の2枚貝の一種で、まるでカラースプレーをしたかのような、色鮮やかな貝のこと。その色は、オレンジや黄色、赤、紫などで、大きさは、ホタテ貝よりやや小さめだが、海の香りや甘みが強く味は濃厚。貝柱はもちろんヒモ部分も刺身や焼き物、揚げ物、煮物など、さまざまな料理にしていただくことができる。愛媛県の愛南町は、このヒオウギ貝の全国有数の産地。黒潮が流れ込み、魚貝類にとってバランスのよい海域で、肉厚な天然物がとれる。100%天然色で見た目が綺麗なことから、食後は小物入れ、薬味入れやインテリアとして愛用されている。...»
サケ科に属する川魚“アマゴ”は“アメノウオ”(=天の魚)とも呼ばれ、本来の生息域は静岡県以南の太平洋・瀬戸内海沿岸の河川、四国の河川、大分県の瀬戸内海沿岸の河川。水温の低い山奥の清流にのみ生息している。渓流釣りの対象としての価値が高く、臭みもないアマゴの塩焼きは美味。淡白ながらもしっかりと旨みを感じられる味わいだ。さらに、甘露煮や伝統料理をアレンジした“アマゴのさつま”など様々な料理でその味を楽しめる。 旬 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 ...»
フグといえば山口県下関が有名だが、何を隠そう、愛媛県大洲市長浜町もフグの産地として草分け的存在だということをご存知だろうか?伊予灘に面する長浜では、下関ブランドとまったく同じフグが水揚げされ、しかもそれをリーズナブルに味わえるのである。中でもトラフグは「フグの王様」と呼ばれる高級品。天然物は身が肥え、刺身の透明感が抜群だ。猛毒のある内臓以外は全て食べられ、刺身・唐揚げ・白子・雑炊など、長浜の料理屋ではフルコースを楽しめる場所も。冬の贅沢をお手頃価格で是非! 旬 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月...»
マダイは日本人にとって「魚の王様」。北海道以南の日本各地、特に温暖な西日本のリアス式海岸となった地域において、養殖が盛んに行われている。特に愛媛県は生産量が日本一で県の魚にも指定されている。最も脂がのっておいしい時期は1月~2月の産卵前、その体を桜色に染めることからこの時期のマダイは「桜鯛」とも呼ばれている。肉質は弾力があり、旨味成分であるイノシン酸が豊富に含まれ、ビタミンB1の量にいたっては天然のマダイよりも勝っているのが特徴である。 愛媛県の西側に広がる宇和海は複雑な入江を持つリアス式海岸で、太平洋から黒潮が流れ込むため栄養素やミネラルが豊富。 旬 1月 2月 ...»
養殖が難しいとされる“イワナ”だが、大洲では、その恵まれた自然と飼育者の技術で、1年を通してその味を楽しむことができる。渓谷から流れる清らかな水を使用し、自然の状態に近い養殖場を再現。夏でも摂氏15度以下の冷水を好むなど、繊細な“イワナ”が生活しやすい環境を作り上げている。地元の民宿や飲食店では、シンプルな塩焼きや刺身、山の幸と合わせた一品など、様々な味を堪能することができる。ほぐれやすい柔らかな身は淡白で飽きのこない味わいだ。...»
佐田岬半島沖の豊予海峡は、その激しい潮流と海底の複雑な地形から栄養豊富な好漁場といわれている。それと同時に、日本有数のあじ、さばの漁場としても知られているのだ。そんな豊予海峡で、昔ながらの一本釣りによって丁寧に水揚された天然モノのあじやさばは身が締まって歯ごたえがあり、しっとりと脂が乗ったその実は焼き物や刺身はもちろん、酢でしめても美味しくいただける。ちなみに、岬あじは300グラム以上のもの、岬さばは500グラム以上のものをいう。 旬 12月 1月 2月...»
大洲市を縦断するように流れる清流・肱川。この肱川で獲れるアユは、江戸時代には焼きアユにして将軍へ献上されていたという歴史のある食材。最近では、市が“肱川あゆ”というブランド化に向けて力を入れているという特産品だ。また、肱川で行われる「大洲の鵜飼」は、岐阜県の長良川、大分県の三隅川とともに日本三大鵜飼に数えられている、夏の到来を告げる風物詩。もちろん、その獲物の代表格が“肱川あゆ”だ。風流な鵜飼を楽しんだ後、アユ料理でその余韻を楽しむのはいかがだろう。 旬 6月 7月 8月 9月 11月 12月...»
まるでその全身がトロのようだと讃えられる戸島ぶり。脂が乗った切り身は口の中でとろけるようで、一口食べればもうやみつきになる味だ。産地である「戸島」は愛媛県宇和島市沖合いの宇和海国立公園内に位置し、水深が深く、潮流も早く豊富な栄養塩が海底から湧き上がってくる好漁場。戸島ではぶり養殖を始めて以来、島ぐるみで美味しいぶりの生産に取り組んでいる。世界に通用する味をめざして一尾一尾手塩にかけて育てられた、まさに島民の愛情に育まれたぶりだ。 旬 12月 1月 2月...»
愛媛県の名産であるミカンの成分などを配合した独自の飼料で育てられた、まさにメイドイン愛媛の高品質なブランド豚が「ふれ愛・媛ポーク」。自然な環境の中で、肉質のすぐれた親豚を厳選、子豚の頃から徹底した飼育管理を行い、大切に育てられる。さらに、最新設備を備えた食肉センターで加工から物流までをチェックするなど、徹底したこだわり。その肉の舌ざわりはしっとりとしていて、噛むたびにほのかな甘みを感じさせる。旨みをシンプルに味わえる料理で食すのがお薦めだ。...»
1716年創業、愛媛県内子町の手作りの技が活かされた酒造りをしている亀岡酒造は、「千代の亀」で知られる老舗蔵元。地元の無農薬有機契約栽培米の「みそぎ米」で仕込んだ銘酒で知られる。酒米は土づくりからはじめ、収穫した稲は自然乾燥させるなど、こだわりをもって作っている。2008年には、カンヌ国際映画祭の公式レセプション酒として梨風を提供。その亀岡酒造から女性におすすめが微発砲純米酒で和製シャンパンをイメージして作られたGIORNO。甘めに仕込まれた微発砲のお酒は、軽やかで爽快な味わいで、そのままシャンパングラスで飲むのがよく似合う。スリムなブルーのボトルがおしゃれで、プレゼントにも最適だ。...»
柚子が香る餡をカステラ生地で挟んだ愛媛宇和島の代表的おみやげ。カステラ生地の周りについている白いゴマのようなものは山芋のそぼろで、ふわふわの生地にシャリシャリとした食感が良いアクセントとなっている。そこにやや固めのねっとりとした羊羹のような存在感のある餡がよくからみ合う。 昭和32年、作家の獅子文六(ししぶんろく)の実体験を題材にした小説「大番」が映画化となり、宇和島市内で撮影されたことをきっかけに、松山の“タルト”のように宇和島にも代名詞となるべく名物をと、当時の宇和島市長が発起人となり発案された。その菓子の名にも小説と映画のタイトルと同じ名がつけられ、「大番」は一躍、宇和島の代名詞的存在...»
風味豊かな生地に白あんを包み焼き上げた焼きまんじゅうの長浜銘菓“残月”。大洲市に店を構える、大正11年創業の老舗「米田七宝堂」が作り上げる歴史ある一品だ。米田七宝堂は「残月」のみを販売している。その素朴な見た目と優しい上品な風味は、世代を問わずお薦めできる味。白あんのあっさりとした甘みと香ばしい皮の風味がとても良く合い、緑茶やほうじ茶はもちろん、コーヒーなどと合わせてもおいしい。気軽な手土産からご進物としても重宝する。大洲を訪れた際には、ぜひ味わっておきたい銘菓のひとつだ。...»
大洲銘菓“月窓餅”は、わらび餅にこしあんを包み、地元産の青大豆きな粉をまぶした和菓子。創業1624年の400年の歴史を持つ老舗和菓子屋「村田文福老舗(むらたぶんぷくしにせ)」の代々受け継ぐ銘菓で、やわらかく口の中でとろけるきめ細かい口ざわりが特徴。 製法は創業当初から変わらず、包装も1個1個手作業でおこなっている。旧大洲藩公の御用菓子司であった村田文福老舗が、藩の特産品であるわらび粉を使ったこの菓子を大洲藩二代藩主・加藤泰興に献上。大変気に入られたため、彼の号「月窓」をとって月窓餅と後に名付けられたという。その後も殿様から庶民にまで広く愛されたこの銘菓は今も尚地元に根付き、老若男女問わず根強い...»
厳選された小豆を使い、砂糖、米粉、もち米などを混ぜた生地を蒸篭(セイロ)で蒸し上げた大洲市の郷土菓子“志ぐれ”。約200年前に大洲藩江戸屋敷内の秘伝菓子であったものが、参勤交代の際に大洲藩内に伝わり、大洲銘菓として愛されるようになったことが起源と言われており、現在では「冨永松栄堂」「山栄堂」「氣晴」「稲田菓子舗」など、大洲地区や長浜地区にある複数の和菓子店がそれぞれの特色をもった志ぐれを製造・販売している。名古屋名物“ういろう”と比較されることも多いが、小豆の粒感がしっかりと残っているのが志ぐれの真骨頂。素朴ながらも、小豆の炊き具合など随所にこだわりを感じる銘菓として愛され続けている。 明治...»
愛媛県八幡浜市や西予市など、南予地方で作られている、弾力のある蒲鉾を削り節のように削ったかまぼこの一種。主にエソを原料としたすり身を手の平サイズの小判状に蒸した後、乾燥させてカツオブシのように薄く削る。噛みしめるとふんわりとかまぼこの味わいが広がり、ご飯にそのままのせて食べたり、お酒のアテにも良く合う。色が鮮やかなので、料理の仕上げにも使われる。ふりかけのように、おむすびやちらし寿司、うどんや吸い物、冷奴などにかけたり、ビールのおつまみや子供のおやつなどとしてそのまま食べる。もともとは冷蔵庫などない時代にかまぼこが日持ちしない事から、乾燥させたかまぼこを削って食べたのがそもそもの始まりだと言わ...»
わずか22gという一口サイズのまんじゅうで、慶應3年 (1867年) に創業した老舗の和菓子屋「山田屋」のただ一つの商品。丹念に練り上げたこし餡を、透き通るような独特の薄皮で包み込んだ。あずき、白双糖(しろざらとう)、小麦粉などの原料を厳選し、手間のかかる昔ながらの秘伝の製法で、昔も今もこの一品をつくるためだけに全てを注いでいる。中でも餡の出来を左右する小豆は、北海道十勝産のあずきを100%使用。餡と薄皮のバランスも絶妙で、ほどよい甘さと素朴で上品な味わいを楽しめる。個包装での単品販売はもちろん、和紙で表装した化粧箱に梱包された品もあり、土産物だけでなく引き出物や贈答品としても重宝されている。...»
愛媛県三瓶湾は別名「奥地湾(おくちわん)」と言われる。その奥地湾でとれるアジは、リアス式の地形が得られる豊富なエサと豊後水道の潮流に育てられて、バランスのいい肉質をもつ。リアス海岸の湾内で育ち、一般的なアジと異なり回遊しないため、傷つかず身は黄金に輝く瀬付きの「奥地あじ」。脂のノリもよく、潮流によって身が締まった奥地あじは築地市場でも評価されている。国内有名料亭のほか、海外のレストランでも使用される。昔ながらの一本釣りでとったあじは、生きたまま港へ持ち帰り一夜干しにする。1尾は約110~130g、そのまま焼くと、じわじわと脂が出て、やがて身はふっくらと焼き上がる。大根おろしやスダチを添えるのが...»
1916年(大正5年)創業のかまぼこ製造の100年を超える歴史がある、伝統製法を受け継ぐ愛媛の老舗かまぼこ店「谷本蒲鉾店」の削りかまぼこ。「削りかまぼこ」は保存目的で乾燥させた蒲鉾を、鉋で削って食べたというのが始まりだと言われ、愛媛県の南予地域で古くから愛されてきた蒲鉾の削り節。谷本蒲鉾店の削りかまぼこ「花かまぼこ」は、愛媛県・八幡浜に水揚げされた生魚を使用し、調味料を極力抑えて、魚の味を生かした状態ですり身が作られ、それを乾燥させて削っている。そのままでも酒のつまみやスナック感覚で食べてもうまいが、地元愛媛ではちらし寿司・お吸い物・冷奴・おにぎりなどの上にふりかけるなど料理の材料としても使用...»
愛媛・大洲市で1874年(明治7年)創業の老舗醤油蔵「梶田商店」が、大豆、小麦、塩のみを使った昔ながらの製法で造る“巽醤油”。添加物を一切加えず、代々伝わる吉野杉の杉樽に寒の時期に仕込み、春夏秋冬じっくり二夏、自然環境のもと1年半以上じっくりと醗酵・熟成させる。さらに原料では大豆は愛媛県産フクユタカ、小麦は地元愛媛県南予産のミナミノカオリにこだわった、地域に密着した天然醸造・丸大豆純正しょうゆなのだ。実は日本でも数少ない、原材料の調達と加工、麹作りから、仕込み、熟成、瓶詰めまで一貫して100%自社醸造でおこなう醤油蔵。食欲をそそる芳香で、深いコクと旨味が特徴。味は、特に旨みと味の伸びが強い濃口...»
高昌寺は、愛媛県内子町城廻に位置する曹洞宗の寺院です。この寺院は八日市護国地区(国の重要伝統的建造物群保存地区)の最上部にあり、山号は「護国山」、本尊は聖観音菩薩です。新四国曼荼羅霊場の第五十番札所としても知られています。その歴史は古く、現在までに多くの文化財や歴史的な建造物を保存してきました。 高昌寺の概要と御詠歌 御詠歌:涅槃会の 祭りは今も 尚続く 町並み臨む 楠の木の寺 歴史 創建と発展 高昌寺は、嘉吉元年(1441年)に防州の大功円忠によって創建されました。当初は「浄久寺」と呼ばれ、常久寺の地に建てられましたが、天文2年(1535年)、曽根高昌がこの寺に帰依し、寄進を行いま...»
三崎港は、愛媛県西宇和郡伊方町に位置する港湾であり、地方港湾として愛媛県が管理を行っています。この港は、防災拠点港としても指定されており、地域の安全においても重要な役割を果たしています。 概要 三崎港は四国の西南端に突き出した佐田岬半島の先端に位置しており、宇和海に面した四国最西端の港湾です。国道197号(頂上線)の整備により、アクセスが改善され、訪れる人々にとって利用しやすい環境が整えられています。また、港の周辺には24時間営業のコンビニエンスストアもあり、旅行者や地元住民の利便性も向上しています。 風光明媚な立地 晴れた日には、対岸に広がる九州の山並みを望むことができ、その距離の近...»
佐田岬は、愛媛県西宇和郡伊方町に位置し、四国最西端の岬として知られています。佐田岬半島の先端にあり、瀬戸内海と宇和海を隔てる要所として多くの人々に親しまれています。この岬は、九州最南端の佐多岬(さたみさき)と名前や読みが似ているため、混同されることがありますが、漢字と読みの濁音の違いから区別できます。 地理的特徴 四国最西端の岬 佐田岬は豊予海峡を挟んで九州の佐賀関半島と向かい合い、豊後水道の最も狭い部分を形成しています。この地域は瀬戸内海国立公園の一部であり、美しい景観が広がっています。佐田岬からは九州本土の佐賀関を望むことができ、その絶景は訪れる人々を魅了しています。 岩礁地帯と海...»
佐田岬メロディーラインは、愛媛県八幡浜市から西宇和郡伊方町までを結ぶ国道197号の一部区間に付けられた愛称です。この道路は、佐田岬半島の尾根に沿って半島の基部から先端まで伸びており、地元では「頂上線」とも呼ばれています。その名の通り、風や潮騒、野鳥のさえずりなど、自然の音がまるでメロディーのように聞こえることから、この名が付けられました。 メロディーラインの概要 佐田岬半島は日本一細長い半島とされ、尾根伝いの道路からは左右に瀬戸内海と宇和海の美しい景色を望むことができます。この道路は、八幡浜市の国道378号との交点から、伊方町の三崎港まで約40キロメートルの区間を指し、観光名所としても人気...»
佐田岬灯台は、愛媛県西宇和郡伊方町に位置し、四国最西端に突き出た佐田岬半島の先端に建つ灯台です。この灯台は、九州の佐賀関半島先端にある関埼と向かい合い、豊後水道の最も狭い部分である豊予海峡を照らし続けています。また、佐田岬灯台は四国八十八景の52番に選ばれており、美しい風景を楽しむことができます。 概要 佐田岬灯台は光達距離約35kmを誇り、対岸の佐賀関までの距離(約14km)を十分に照らすことができます。1966年にはレーマーク・ビーコンが併設され、豊後水道と伊予灘(瀬戸内海)の間を行き交う船舶の安全航行に貢献しています。この灯台は無人化されており、内部の一般公開は行われていませんが、駐...»
伊方町は、愛媛県の南予地方に位置し、四国最西端の佐田岬半島に広がる風光明媚な町です。半島の基部から先端にかけて広がり、細長い地形が特徴です。町全体が急峻な地形を有し、みかんの栽培や風力発電が盛んに行われています。また、伊方原子力発電所が所在し、エネルギー供給においても重要な役割を果たしてきました。 豊かな自然に囲まれ、瀬戸内海と宇和海に面したこの地域は、観光名所や歴史的な旧跡、美しい風景が点在しており、訪れる人々に心温まる体験を提供します。また、四季折々の祭りやイベントも充実しており、地域の文化や伝統に触れることができます。伊方町は、観光やグルメを楽しむための魅力的なスポットとして、多くの人...»
道の駅 佐田岬半島ミュージアムは、愛媛県西宇和郡伊方町にある国道197号沿いに位置する道の駅です。かつて「道の駅瀬戸町農業公園」として知られていましたが、2023年にリニューアルされ、現在の名称となりました。この道の駅は、佐田岬半島の歴史や文化、自然を紹介する観光スポットとして、多くの来訪者に親しまれています。 施設の概要 佐田岬半島ミュージアムは、佐田岬半島の自然、文化、歴史を展示する施設です。ミュージアム内では、半島の独特な地形やその地形を利用した岬人の生活様式、また、地域の伝統的な祭りや民俗文化などが紹介されています。特に、展望台からは、佐田岬北側の瀬戸内海と南側の宇和海の両方を一望...»
佐田岬亀ヶ池温泉は、愛媛県伊方町に位置する、地域住民や観光客に愛されている温泉地です。温泉施設「伊方町健康交流施設 佐田岬亀ヶ池温泉」として知られ、2024年2月1日にリニューアルオープンしました。この温泉は、佐田岬半島の豊かな自然に囲まれた場所にあり、訪れる人々に心身の癒しを提供しています。 温泉施設の概要 温泉の泉質と効能 佐田岬亀ヶ池温泉の泉質はナトリウム塩化物泉で、弱アルカリ性低張性高温泉に分類されます。泉温は42.0℃で、身体を芯から温め、筋肉や関節の痛み、胃腸機能の低下、ストレスによる諸症状などに効果があるとされています。また、切り傷や冷え性、皮膚乾燥症などの症状にも効果が期...»
青島は、瀬戸内海の伊予灘に位置する愛媛県大洲市に属する小さな有人島です。かつての長浜町(現在の大洲市長浜地区)から約13.5km沖合にあり、急な斜面に家々が建ち並ぶ集落が形成されています。近年は人口減少と高齢化が進み、訪れる人も少なくなっていますが、「猫の島」として知られ、猫好きの観光客に人気の場所でもあります。 歴史と由来 青島はもともと無人島で、1617年に大洲藩の馬の牧場として利用されていたことから、かつては「馬島」とも呼ばれていました。1639年、兵庫県赤穂市坂越から漁師・与七郎(後に赤城九郎左衛門と改名)一族がこの島に移住し、鰯漁が盛んな漁村として発展しました。農業には適さない地...»
大洲市は、愛媛県の南予地方に位置し、「伊予の小京都」として知られる歴史的な城下町です。肱川の流域にある大洲城を中心に発展したこの町は、近年その文化的な取り組みが評価され、2021年度にはグッドデザイン賞を受賞しています。観光地としての魅力が満載で、訪れる人々を歴史と自然が調和した風景で迎えてくれます。 名所・旧跡 城郭・館 大洲城は、2004年(平成16年)9月1日に木造で天守が復元された城で、日本100名城のひとつとしても知られています。見事に再建された天守は、当時の建築技術を感じさせ、城郭ファンにとっては必見の観光スポットです。 寺院 大洲市には多くの歴史ある寺院があります。 ...»
出石寺は、愛媛県大洲市に位置する仏教寺院で、真言宗御室派別格本山に属しています。この寺院は「金山(きんざん)」や「光明院(こうみょういん)」とも呼ばれ、本尊は千手千眼観世音菩薩です。地元の人々からは「おいずしさん」という愛称で親しまれており、山号を冠して「金山出石寺」とも称されます。 出石寺の歴史と由来 出石寺の創建は奈良時代初期、養老2年(718年)にさかのぼります。宇和島郷の猟師・作右衛門が鹿を追いかけ、この山に分け入ったところ、鹿が消えた場所から千手観音と地蔵菩薩が現れたという伝説が残っています。これを目の当たりにした作右衛門は、猟師を辞め仏門に帰依し、「道教」と名乗りました。そして...»
永徳寺は、愛媛県大洲市に所在する真言宗御室派の寺院であり、山号は正法山(しょうぼうざん)と称されています。この寺院は、本尊である千手観音を祀る本坊と、飛び地に位置する本尊弥勒菩薩を祀る「弘法大師 御野宿所 十夜ヶ橋」(通称:十夜ヶ橋)という2つの境内で構成されています。 寺院の概要 永徳寺は愛媛県大洲市にある真言宗御室派の寺院で、その歴史と文化に深い結びつきを持っています。特に十夜ヶ橋では、2月3日に『節分厄除け護摩祈祷』が行われ、土用の丑の日には『きゅうり加持』が執り行われるなど、多くの参拝者で賑わう行事が行われています。 十夜ヶ橋について 本尊真言:おん まいたれいや そわか ご...»
末永家住宅は、愛媛県大洲市(旧喜多郡長浜町)に位置する歴史的な住宅で、2棟の建造物が国の登録有形文化財に指定されています。末永家住宅は、かつての商業や文化の繁栄を物語る建築物として保存されており、その外観や内部の装飾には、時代の特色を反映した多くの魅力が詰まっています。 概要 末永家住宅は、主に2つの建物で構成されています。それは、「末永家住宅旧主屋」と「末永家住宅百帖座敷」です。この2棟はいずれも歴史的価値を有し、地域社会の集会所や接客施設としての役割を果たしてきました。以下、それぞれの建物について詳しく紹介します。 末永家住宅旧主屋 建設の背景と外観の特徴 末永家住宅旧主屋は、1...»
おおず赤煉瓦館は、愛媛県大洲市に位置する観光施設です。明治時代後期に銀行として建設されたこのレンガ造りの建物は、100年以上にわたり「レンガ館」として親しまれてきました。現在はその風格ある外観を生かし、観光施設として活用されています。 周辺には、昭和30年代の商店街を再現した「ポコペン横丁」、まちの駅「あさもや」、そして「おはなはん通り」など、歴史と文化を感じさせる観光スポットが点在しており、訪れる人々に明治の雰囲気を提供しています。 歴史的背景と歩み 養蚕・製糸業の隆盛 幕末から明治にかけて、大洲市は養蚕・製糸業が盛んな地域として発展しました。明治20年代には、養蚕業が地域の一大産業...»
長浜大橋は、愛媛県大洲市にある肱川河口を跨ぐ道路橋で、地元では「赤橋」として親しまれています。全体が赤く塗装されているため、この愛称で呼ばれるようになりました。2009年には経済産業省によって「近代化産業遺産」に認定され、さらに2014年12月10日には国の重要文化財に指定されました。 橋の概要 長浜大橋は、橋の中央部分が開閉可能なバスキュール式(跳ね上げ式)可動橋です。この構造により、船が橋の下を通る際に、中央部18メートルが跳ね上がる仕組みになっています。現在では、日本で現存する最古の道路開閉橋としてその歴史的価値が認められています。 完成当初は、塗装はネズミ色でしたが、現在は鮮やか...»
鹿野川ダムは、愛媛県大洲市に位置する肱川水系肱川に建設された多目的ダムです。高さ61メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節および発電を目的として国土交通省が管理しています。また、ダム湖である「鹿野川湖」(かのがわこ)は、地域の観光スポットとしても知られています。 鹿野川ダムの概要 鹿野川ダムは肱川の治水と利水のために建設されました。肱川は愛媛県南部を流れる全長約100キロメートルの川で、多くの支流を持ち、その流域面積は約1,200平方キロメートルに及びます。この川の下流には大洲市の市街地が広がっており、水害が度々発生していました。そこで、1953年に肱川の総合開発事業の一環として、鹿...»
白滝公園は、愛媛県大洲市に位置し、肱川河口から約6km上流にある紅葉と滝の美しさで有名な公園です。詩人・野口雨情が「秋の白滝、木と木のもみじ、山に綿の幕をはる」と絶賛した美しい渓谷美と、四季折々の風景、特に秋の紅葉が目にしみるような美しさを誇り、多くの観光客を魅了します。高さ60mから垂直に滝つぼへ落下する雌滝は、白銀の瀑布として人々に親しまれています。 紅葉の見頃 白滝公園の紅葉は、例年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。遊歩道沿いにはベンチなどの休憩場所がいくつか設置されており、訪れた人々は疲れた際に少し休憩しながら、頂上を目指すことができます。 白滝公園の魅力 7つの滝と紅...»
肱川あらし展望公園は、愛媛県大洲市長浜に位置する展望スポットで、特に「肱川あらし」と呼ばれる自然現象を観察できることで知られています。霧が町全体を包み込み、海へ向かってうねりながら広がる様子は、まさに幻想的な光景であり、息をのむ美しさを誇ります。 絶景ポイント:肱川あらしの観察 「肱川あらし」は、10月から翌年の3月頃まで、晴天の早朝に発生する珍しい自然現象です。この現象は、大洲盆地で涵養された冷気が霧を伴い、肱川沿いを一気に流れ出すことで発生します。長浜大橋を抜け、時には沖合数キロメートルにも達する霧が広がり、その迫力ある姿は観光客を魅了します。特に長浜大橋付近では、風速が10m以上にな...»
八日市護国は、愛媛県喜多郡内子町にある伝統的建造物群保存地区で、1982年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。製蝋業で栄えたこの地域は、伝統的な町並みが色濃く残る風情ある場所です。南北約600メートルにわたって続く街道沿いには、町家や豪商の屋敷が立ち並び、江戸時代から続く歴史を感じることができます。 八日市護国地区の特徴 美しい町並みと伝統的な建築物 八日市護国地区には、切妻造の2階建て町家や豪商の屋敷など、多くの伝統的な建築物が見られます。その建物の多くは黄みを帯びた漆喰の外壁で覆われ、全体の約70%が漆喰壁を持つ点が特徴です。軒線が整然と並び、海鼠壁や懸魚、鬼瓦、虫...»
内子座は、愛媛県喜多郡内子町にある歴史ある芝居小屋です。内子町の重要伝統的建造物群保存地区「八日市護国」の近くに位置し、1916年(大正5年)に大正天皇の即位を祝うため、内子町の有志により建設されました。1982年に内子町指定有形文化財に指定され、その後、復元工事が実施されました。さらに2015年には国の重要文化財に指定され、今も地域の文化的なシンボルとして活用されています。 内子座の概要 内子座は、内子町が木蝋や生糸などの産業で栄えていた時期に、地元の人々の娯楽の場として発案されました。当時は歌舞伎や文楽をはじめ、映画や落語なども上演され、地元の文化を支える重要な施設として機能していまし...»
五十崎凧博物館は、愛媛県喜多郡内子町に位置する、凧に特化した博物館です。1989年5月に「五十崎町立凧博物館」として開館し、開館当時は日本初の公営凧博物館として注目されました。現在では、国内外の様々な凧が展示されており、凧文化の魅力を伝える重要な施設となっています。 展示内容と収蔵品 五十崎凧博物館には、日本各地だけでなく、アジアや欧米諸国の凧も数多く収蔵されています。展示されている凧は常時400点ほどあり、収蔵品の総数は約3,000点に上ります。これにより、訪れる人々は世界中の多彩な凧文化を一度に堪能することができます。 特に注目すべきは、館内に展示されている巨大な「大凧」です。この凧...»
内子町は、愛媛県の南予地方に位置する風情豊かな町です。歴史的な町並みや美しい自然が残るこの地域は、観光客にとっても魅力的なスポットとなっています。 内子町の概要 内子町は、江戸時代から明治時代にかけて和紙と木蝋の生産で栄えました。特に木蝋は、国内外で高い評価を受け、最盛期には全国生産の30%を占めていました。この町の繁栄は現在も残る美しい町並みによって伺い知ることができ、内子町は「白壁と木蝋のまちづくり」を推進し、歴史と自然が調和した町並み保存を行っています。 町並み保存地区 内子町の「八日市護国の町並み」は、1982年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。このエリアで...»
宇和島市は、愛媛県南部に位置する都市で、南予地方の中心都市として知られています。この美しい市は、歴史的に宇和島城を中心に発展し、闘牛で有名な旧城下町でもあります。漁港や養殖業が盛んで、独特の地理的特徴を持つ宇和島市は、自然と歴史が交差する魅力的な場所です。 地理と地形 山と海に囲まれた地形 宇和島市は西側が宇和海に面し、他の三方を山地に囲まれた地域です。特にリアス式海岸が広がり、周辺には多数の離島が点在しています。漁港の数は全国的にも有数で、豊かな漁業資源を有しています。今後発生が予想されている南海トラフ巨大地震の際には、最大7メートルの津波が到達すると見込まれています。 主要な山や川...»
四万十川学習センター おさかな館は、愛媛県松野町にある道の駅「虹の森公園まつの」内にある水族館です。この施設は、日本一の清流と呼ばれる四万十川の淡水魚を中心に、約120種類もの魚を展示しており、川の生態系や自然の神秘に触れることができる学びの場となっています。 展示内容 おさかな館では、四万十川の上流から河口までの生態系をテーマにした展示が行われており、オープン形式の屋外ジオラマ水槽では、生物たちが生き生きとした姿を見せ、訪れる人々を魅了します。また、館内では四万十川に生息する幻の魚「アカメ」や、世界最大級の淡水魚「ピラルク」を展示しており、その壮大な姿は圧巻です。 その他にも、愛らしい...»
松野町は、愛媛県南予地方に位置する小さな町で、美しい自然環境と豊かな文化を有しています。愛媛県北宇和郡に属し、四万十川の支流である広見川が流れる風光明媚な場所です。森林が町の面積の84%を占めており、「森の国」というキャッチフレーズを掲げています。松野町は、都市部との交流を推進し、観光業や地域振興に力を入れています。 豊かな自然環境 松野町は、山や川に囲まれた自然豊かな環境が魅力です。特に、清流四万十川の支流である広見川では、川ガニや天然うなぎなどの川の幸が豊富に生息しています。四万十川の美しい風景を楽しみながら、川遊びや釣りを楽しむことができるため、アウトドア派の観光客にとっては魅力的な...»
成川渓谷は、愛媛県北宇和郡鬼北町大字奈良に位置する美しい渓谷で、四国八十八景の第46番にも選ばれています。この渓谷は、足摺宇和海国立公園に属し、豊かな自然に囲まれた観光名所として知られています。渓谷を流れる清らかな水と白い花崗岩が作り出す景観は、訪れる人々を魅了します。 概要 成川渓谷は、奈良川の上流に広がる渓谷であり、周囲には高月山や梅ヶ成峠を源流とする鬼ケ城山系の山々がそびえています。この渓谷は、白い花崗岩の美しい岩場と、豊かな清流、緑豊かな木々の調和が見事な自然美を誇ります。遊歩道が整備されており、散策を楽しむことができます。 宇和島市中心部から車でわずか20分ほどの距離にあり、ア...»
愛媛県南予地方に位置する鬼北町は、自然豊かな中山間地帯にあり、四万十川の上流部に広がる広見川流域を中心に発展した町です。古くから「鬼北」という名で知られていますが、合併によって誕生したこの町は、歴史的背景と豊かな自然を生かした観光資源が多数あります。 鬼北町の地理と概要 鬼北町は、四国山地に囲まれた鬼北盆地を中心とした地域で、北宇和郡に属しています。町の中心部は旧広見町の近永地区にあり、JR四国予土線の近永駅を拠点としています。また、国道320号や愛媛県道57号が通る交通の要所でもあり、商業施設や公共機関が集まっています。 周囲の自然と山々 鬼北町は、山々に囲まれた自然豊かな地域で、高...»
宇和町卯之町は、愛媛県西予市に位置する重要伝統的建造物群保存地区です。この地域は、歴史的な建造物が数多く残されており、江戸時代から昭和初期にかけての日本の伝統的な町並みを今に伝えています。 宇和町卯之町の歴史と発展 宇和町卯之町は、宇和島藩の在郷町として発展し、幕藩体制の時代には商業と交通の中心地として栄えていました。卯之町の歴史は戦国時代に遡り、当時この地域は伊予西園寺氏の支配下にありました。西園寺氏は、松葉城を居城として卯之町を城下町として整備し、その後、黒瀬城への移転があったものの、卯之町は引き続き城下町として重要な役割を果たしました。 在郷町としての卯之町 城が廃止された後も、...»
愛媛県歴史文化博物館は、1994年11月に愛媛県西予市(旧・東宇和郡宇和町)に開館した博物館です。この博物館では、愛媛県の豊かな歴史や民俗が紹介されており、特に南予地域における文化的な拠点としての役割を果たしています。 概要 愛媛県歴史文化博物館は、4つの歴史展示室と民俗展示室、さらに体験学習室など、多彩な施設を備えています。歴史文化に関する展示だけでなく、生涯学習を目的とした講座も開催されており、地域の教育や文化振興に寄与しています。 この博物館の最大の特徴の一つは、広々とした館内空間を活かした実物大の復元模型の展示です。例えば、戦前の松山市大街道の町並みがリアルに再現されており、来館...»
開明学校は、1882年(明治15年)に愛媛県西予市宇和町に建てられた四国最古の小学校です。歴史的価値の高い建築物であり、現在は国の重要文化財に指定されています。宇和文化の里(宇和町卯之町)の一部として、多くの観光客や学びの場として活用されています。 開明学校の歴史 開明学校の前身は、1869年(明治2年)に左氏珠山の門下生や町民の有志によって設立された私塾「申義堂(しんぎどう)」です。1872年(明治5年)には、この申義堂を校舎として「開明学校」が開校しました。その後、1882年に現在の校舎が竣工し、学校としての機能を続けました。 この校舎は、愛媛県の教育史において非常に重要な役割を果た...»
龍澤寺は、愛媛県西予市に位置する曹洞宗の寺院です。曹洞宗總持寺派に属し、56の末寺を持つ由緒ある寺院です。寺の山号は「禹門山」で、新四国曼荼羅霊場の第51番札所となっています。寺への道路案内は「竜沢寺」と表記されている場合があります。 ご詠歌 龍澤寺のご詠歌は以下の通りです: 禹門山 天に登れば 龍澤寺 釈迦三尊の 智慧にあまねく 龍澤寺の概要 龍澤寺は1323年に創建され、当初は「龍天寺」と名乗り、現在の愛媛県北宇和郡鬼北町に位置していました。1433年、薩摩藩主島津元久の長男であった仲翁守邦禅師がこの寺を中興し、「龍澤寺」と改名しました。この寺の鬼瓦には島津家の家紋である「丸に十...»
西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」は、愛媛県西予市にある市立美術館です。この美術館は地元の芸術文化を育み、さまざまな美術作品を展示する場所として、多くの訪問者を魅了しています。 美術館の概要 西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」は、1993年7月に東宇和郡城川町(当時)に落成しました。南予地方では初めての自治体美術館として誕生し、開館当初は「城川町立美術館」という名称でした。しかし、2004年に東宇和郡の3町(野村町・明浜町・宇和町)と西宇和郡の1町(三瓶町)が合併して西予市が誕生した際に、美術館も「西予市立美術館『ギャラリーしろかわ』」と改称されました。 館内では、横山大観やマリー・...»
大野ヶ原は、四国カルスト西部に位置する高原であり、愛媛県西予市に属する地域でもあります。標高1000mから1400mに達し、四国カルストの中でも高知県側の天狗高原と並び、四国有数の高地を形成しています。豊かな自然と壮大な景観が広がり、訪れる人々を魅了する場所です。 地理・地形 大野ヶ原は、四国カルスト西部の典型的なカルスト高原であり、周辺には大川嶺(おおかわみね)、皿ヶ嶺(さらがみね)、瓶ヶ森(かめがもり)など、1000万年ほど前から存在する愛媛県下で最も古い地形が点在しています。大野ヶ原から南に見えるなだらかな丘陵は源氏ヶ駄場(げんじがだば)で、標高1402.8mを誇り、その稜線は愛媛県...»
西予市は、愛媛県の南西部に位置する自然豊かな市です。2004年に東宇和郡の宇和町、野村町、城川町、明浜町と西宇和郡の三瓶町が合併して誕生しました。歴史的な町並みや自然景観、さらには豊かな文化資源が魅力で、訪れる人々に多彩な観光体験を提供しています。 西予市の地理と概要 東西に長い市域と多様な地形 西予市は東西に長い市域を持ち、西は宇和海に面し、東は四国カルストを擁する山地で高知県と接しています。市の標高差は最大で1,403メートルに達し、海岸線から山地までの変化に富んだ風景が楽しめます。こうした地形の多様性により、2013年には日本ジオパーク委員会から「四国西予ジオパーク」に認定され、自...»
明石寺は、愛媛県西予市に位置する天台寺門宗の寺院で、四国八十八箇所霊場の第四十三番札所です。寺号は「源光山(げんこうざん)」、円手院(えんしゅいん)」と称し、本尊は千手観世音菩薩です。本尊の真言は「おん ばざらたらま きりく そわか」で、詠歌は「聞くならく千手の誓いふしぎには 大盤石もかろくあげ石」と伝えられています。 寺院の概要 明石寺は、古墳時代に造られた小円墳(明石寺古墳1号から3号)が入口横の山裾にあることから、古くから開けた文明の進んだ地区であったことがわかります。また、当寺は霊場としてだけでなく、証書を有料で発行する結願所としても知られています。証書は後日郵送されます。 寺院...»
善福寺は、愛媛県西予市宇和町にある曹洞宗の寺院で、通称「山田薬師」とも呼ばれています。本尊は薬師瑠璃光如来であり、新四国曼荼羅霊場第53番札所として、多くの信仰を集めています。 歴史と由来 奈良時代の創建 善福寺は、奈良時代に郡主三好貞春の願いにより、行基によって創建されたと伝えられています。行基は極山(ごくざん)の洞窟にこもり、悪病除難を祈祷しました。これにより、善福寺は悪病除けの寺として知られるようになりました。 平安時代の繁栄 平安時代には、1073年に白河天皇の信仰を受け、日本三大薬師の一つとして知られるようになりました。日本三大薬師には、他に出雲の一畑薬師と築後の永勝寺があ...»
観音水は、愛媛県の南西部、西予市宇和町明間に位置する湧水で、1985年(昭和60年)に名水百選のひとつに選定されました。また、西予市指定名勝にも指定されており、その美しい自然と歴史的な背景から多くの人々に親しまれています。 由来と伝説 観音水には、戦国時代の天正年間(1573年 - 1593年)にまつわる興味深い伝説があります。当時、この地域を治めていた兵頭藤右衛門の一族が京都の清水寺に参詣し、帰郷後に城内に観音像を安置しました。一族は、清らかな水が湧き出すよう観音像に祈りを捧げ、その願いが通じたのか、清水が湧き出したと伝えられています。この出来事により、湧水は「観音水」と名付けられました...»
宝泉坊温泉は、愛媛県西予市城川町に位置する温泉地です。この温泉地は、西予市の市街地から約30キロ離れた山間部にあります。近隣には温泉名称の由来となった宝泉坊(寺院)があり、自然に囲まれた静かな環境で温泉を楽しむことができます。 温泉の概要 宝泉坊温泉は、低張性弱アルカリ性冷鉱泉で、泉温は17.3℃です。神経痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに効果があるとされています。温泉は「美肌の湯」「美人の湯」としても知られ、地元の人々や観光客に親しまれています。 温泉施設の紹介 クアテルメ宝泉坊 日帰り温泉施設「クアテルメ宝泉坊」では、十数種類の...»
三島神社は、愛媛県八幡浜市保内町に位置する神社で、三島・大山祇信仰に基づく重要な神社です。この神社は、保内郷の総鎮守として古くから地域住民の崇敬を集めています。 概要 船跡森三島神社 三島神社は別名「船跡森 三島神社」とも呼ばれています。この名前の由来は、1856年に宇和島藩主であった伊達宗紀が寄進した鳥居の扁額に「船跡森」と記されていることからきています。この地域は、かつて入り江が広がっており、社地とされた川中島は船の形をしていたため、「船跡森 三島神社」と呼ばれるようになりました。現在でも社地は船形の特徴を残しています。 創建と歴史 三島神社の創建は西暦774年に遡ります。当時、...»
八幡浜市は、愛媛県の西端に位置し、佐田岬半島の付け根に広がる風光明媚な都市です。北に伊予灘、西に宇和海を望むこの地域は、リアス式海岸が続き、温暖な気候と豊かな自然に恵まれています。かつては「伊予の大阪」として九州や関西地方との海上交易が盛んに行われ、現在も西日本有数の港、八幡浜港を有し、年間40万人近くが訪れる四国の西の玄関口として栄えています。 八幡浜市の概要 豊かな自然と歴史的背景 八幡浜市は、佐田岬半島の基部に位置し、東は大洲市、南は西予市、西は伊方町と接しています。総面積は133.03平方キロメートルで、リアス式海岸が続くこの地域は、急斜面が海岸に迫り、平坦地が少ない地形です。岬...»
外泊は、愛媛県南宇和郡愛南町にある大字で、歴史的な漁村として知られています。この集落は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」、「美しい日本の歴史的風土100選」、「日本の美しいむら農林水産大臣賞」など数々の賞に選ばれており、四国八十八景の44番にも選定されています。 外泊集落の特徴 外泊集落は、愛南町中心部から西へ突き出た西海半島の西部にある入り江に位置しています。約50軒の民家が急斜面の山の中腹にひしめき合うように建ち、その家々は台風や冬の強い季節風から守るため、高さのある石垣で囲まれています。この石垣が外泊を象徴する特徴であり、「石垣の里」として知られています。 外泊漁港からは...»
宇和海展望タワーは、愛媛県南宇和郡愛南町に位置する、壮観な眺めを楽しめる建造物です。南予レクリエーション都市公園内にあり、正式名称は「第3号南予レクリエーション都市公園 宇和海展望タワー」といいます。 タワーの概要 このタワーは、南予レクリエーション都市計画の一環として1977年8月10日に完成しました。愛媛県南宇和郡御荘町(当時)の馬瀬山公園に建てられ、その高さは110メートル、展望台の高さは86.5メートルに及びます。回転昇降式の展望室が特徴で、360度のパノラマビューからは御荘湾や宇和海のリアス式海岸、そして馬瀬山公園の美しい景色を一望できます。 展望室の詳細 展望室はドーナツ形...»
観自在寺は、愛媛県南宇和郡愛南町に位置する四国八十八箇所霊場の第四十番札所であり、真言宗大覚寺派に属する寺院です。本尊は薬師如来で、平城山(へいじょうざん)・薬師院(やくしいん)の山号と院号を持ちます。また、四国霊場の最も端に位置することから「四国霊場の裏関所」とも呼ばれています。 ご詠歌と本尊真言 本尊真言: おん ころころ せんだりまとうぎ そわか ご詠歌: 心願や自在の春に花咲きて 浮世のがれて住むやけだもの 観自在寺の沿革 創建と平城天皇の勅願 寺伝によれば、観自在寺は平安時代初期の大同2年(807年)、平城天皇の勅願によって弘法大師(空海)が創建したとされています。一本の...»
紫電改展示館は、愛媛県南宇和郡愛南町の馬瀬山公園に位置し、1980年5月1日に開館した施設です。展示館では、現存する国内唯一の旧日本海軍局地戦闘機「紫電改」が展示されています。この施設は、戦争史の一端を伝え、来館者にその歴史的意義を伝える貴重な役割を果たしています。 紫電改展示館の誕生の経緯 発見と引き揚げ 1978年11月、地元の漁業者が出漁中に偶然、水深約40メートルの海底に横たわる飛行機のような物体を発見しました。後の調査により、この飛行機が太平洋戦争中に使用されていた旧日本海軍の局地戦闘機「紫電改」であることが判明しました。そして翌1979年7月14日、紫電改は実に34年ぶりに海...»
高茂岬は、愛媛県南宇和郡愛南町に位置し、豊後水道に突き出る船越半島の一部にあります。この岬は足摺宇和海国立公園に指定されており、四国八十八景の43番「連なる断崖絶壁と太平洋の広大な海原を一望」に選ばれるなど、美しい景観が広がる観光名所として知られています。 高茂岬の特徴と魅力 絶景が広がる展望所 高茂岬の展望所からは、南に高知県の沖の島や鵜来島を望むことができます。西側には豊後水道を越えて九州山地が見えることもあり、特に夕刻には美しい風景が楽しめます。これらのパノラマビューは、多くの観光客にとって魅力的なポイントとなっています。 海食崖が織りなす地形 高茂岬の海岸線は、80〜100メ...»