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萬翠荘

(ばんすいそう)

歴史と文化が息づく、美しいフランス風建築

萬翠荘は、愛媛県松山市中心部に位置する、優美なフランス風建築です。重要文化財に指定されており、松山城の城山南麓に佇むその姿は、まさに「時の流れを超えて愛される美しさ」といえるでしょう。

建築様式と特徴 1922年に松山藩主の子孫である久松定謨伯爵によって建築された萬翠荘は、木子七郎が設計を担当しました。フランス・ルネッサンス様式を取り入れた外観は、まるでフランスの古城に迷い込んだような錯覚を呼び起こします。 地下1階、地上2階建て、鉄筋コンクリート造りの萬翠荘は、建築面積428.78平方メートル。寄棟造りの屋根は、スレートと銅板で覆われています。マンサード屋根や尖塔などの外観装飾も見どころです。

内部は、大理石の床、万成石の柱、南洋チーク材の手すりなど、贅沢な素材がふんだんに使われています。色とりどりの大理石で造られたマントルピースや、木内真太郎による繊細なステンドグラスも、萬翠荘の華麗さを彩ります。

歴史と現在 萬翠荘は、完成後すぐに皇太子摂政宮(後の昭和天皇)の滞在場所として使用されました。その後も、皇族や各界の名士が集う社交場として知られ、松山市の華やかな歴史を刻んできました。 太平洋戦争後は米軍に接収されたこともありましたが、現在は愛媛県立美術館分館として一般公開されています。近隣には駐車場も完備され、公共交通機関でもアクセスが良好です。

旧松山藩主、久松邸の別宅として建てられたフランス・ルネッサンス風の洋館。
1922年に建築した別荘。

廃藩置県される前の松山市は15万石とも言われた松山藩の領地だった。

現在は、愛媛県立美術館の別館として郷土の芸術家の展示室になっている。

マントルピースやハワイ特注のステンドグラスなど建物自体美術価値があり、重要文化財に指定されている。 

### 萬翠荘の概要と歴史

萬翠荘(ばんすいそう)は、愛媛県松山市中心部に位置するフランス風の館であり、重要文化財に指定されています。建物は松山城の城山南麓に位置し、1922年に松山藩主の子孫である伯爵久松定謨によって建築されました。設計は後に愛媛県庁本館などを手がけた建築家の木子七郎が担当し、フランス・ルネッサンス風の特徴を持っています。

### 建築の特徴

萬翠荘は、地下1階、地上2階建ての鉄筋コンクリート造りで、建築面積は428.78平方メートルです。屋根は寄棟造りで、スレートと銅板で覆われています。外観にはマンサード屋根や尖塔が配され、内部には大理石の床、万成石で作られた柱、南洋チーク材の手すりなど、豪華な装飾が施されています。また、各部屋には色とりどりの大理石で作られたマントルピースや、木内真太郎による繊細なステンドグラスが飾られています。

### 歴史と利用

萬翠荘は完成後すぐに皇太子摂政宮(後の昭和天皇)の滞在場所として使用され、その後も皇族や各界の名士が集う社交の場として知られました。太平洋戦争後は一時期米軍に接収され、その後松山商工会議所や家庭裁判所として利用されましたが、現在は愛媛県立美術館分館として一般公開されています。近隣には駐車場も完備され、公共交通機関でもアクセスが良好です。

萬翠荘はその歴史的価値と美しい建築・庭園で、多くの人々に愛されています。

Information

名称
萬翠荘
(ばんすいそう)
リンク
公式サイト
住所
愛媛県松山市一番町3丁目3-7
電話番号
089-921-3711
営業時間

9:00~18:00 イベント等により時間変更の場合あり

定休日

月曜(祝日及び振替休日に該当する場合は開館)

料金

入館料
大人 300円
小・中・高校生 100円

駐車場
約20台
アクセス

松山駅から路面電車で10分 → 大街道駅から徒歩で3分

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