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松山神社(松山市)

(まつやま じんじゃ)

松山神社は、愛媛県松山市に位置する歴史的な神社で、徳川家康公や菅原道真公を祀っています。その豊かな歴史と文化財としての価値により、地元の人々や観光客から広く崇敬されています。

概要

松山神社は、愛媛県松山市の中でも歴史と伝統を誇る神社の一つであり、神紋は「丸に三つ葉葵」が使用されています。

祭神

松山神社の主祭神は、以下のように多岐にわたります。

由緒

松山神社の歴史は古く、元和4年(1618年)に松山藩主加藤嘉明によって湯月八幡宮(現伊佐爾波神社)の境内に徳川家康を祀る社が建立されたことに始まります。その後、明和2年(1765年)に8代藩主松平定静が社を現在の場所に移し、さらに徳川家康150回神忌法要を行うために新たな社殿が造営されました。

重要な年表

祝谷天満宮との関係

松山神社は、祝谷天満宮を合祀しており、この天満宮は菅原道真が延喜元年(901年)に左遷の途中で訪れた場所に由来します。菅原道真が里人に文を教えたという伝承から、太宰府天満宮より道真の心霊を勧請し、天満宮が建立されました。

現代に至る修復と文化財指定

昭和3年(1928年)には社殿の屋根が檜皮葺から銅板と瓦に葺き替えられ、平成14年(2002年)には再度修復が行われました。平成16年(2004年)には、本殿や唐門など6棟が松山市指定の史跡に指定され、さらに令和3年(2021年)には、社殿が愛媛県の有形文化財として指定されました。

文化財

松山神社の社殿6棟は、2021年2月24日に愛媛県の有形文化財に指定されました。これにより、神社の歴史的・文化的価値が一層高まっています。

例大祭と行事

松山神社では、毎年10月6日に例大祭が行われ、翌7日には子供たちによる奴踊りや、神輿の宮出しが盛大に行われます。これらの行事は、地域住民や訪問者にとって重要なイベントとして親しまれています。

交通アクセス

公共交通機関

松山神社へのアクセスは、伊予鉄道市内電車の道後温泉駅から徒歩10分で行くことができます。また、坊っちゃん列車に乗降することもでき、観光の一環としても訪れることができます。

周辺の観光スポット

松山神社の周辺には、松山市の有名な観光スポットが点在しています。特に以下の場所は、神社とともに訪れることができます。

まとめ

松山神社は、徳川家康や菅原道真という歴史的な人物を祀る神社であり、地元の人々にとって大切な信仰の場であるだけでなく、愛媛県指定の文化財としてもその価値が認められています。また、例大祭や奴踊り、神輿の宮出しなど、地域の伝統行事を通じて現在でも多くの人々に愛されています。観光スポットとしても魅力的な周辺環境と合わせて、訪れる価値のある神社と言えるでしょう。

Information

名称
松山神社(松山市)
(まつやま じんじゃ)

松山・道後温泉

愛媛県