杉樽で1年半~2年、じっくりと発酵させた伝統的な天然醸造醤油。国産の原料にこだわり、大豆は国内産丸大豆の自然な甘みの豊富な佐賀県産フクユタカのみを使用、小麦は愛媛県産、添加物を排除し、伝統的な天然醸造で醤油を作り続けている。 天然醸造とは、醤油の元となる「もろみ」の熟成を、蔵の季節変化と環境に合わせ、 自然の助けを借りてゆっくり時間をかける昔ながらの醸造方法。四季折々の温度や湿度により、長い歳月を経て蔵に住みついた天然の酵母や乳酸菌が、まろやかな旨みの醤油を作り出している。じっくりと発酵させた濃口醤油は、まろやかな風味でのびがよく、ほんの少し使うだけで料理の旨みが引き立つ。白身の魚がすっきりと味わえるだけでなく、脂っこい肉料理に合わせてもしっかり脇役として味を引き締める。田中屋は明治38年創業の老舗。醤油だけでなく、味噌もおすすめ。愛媛県は日本一の「はだか麦」の生産県で、その「はだか麦」をふんだんに使用した「麦みそ」「麦こうじみそ」をつくっている。純正麦こうじみそは、大豆と麦のほかに入れるのはにがりを含んだ塩と水だけで保存料などの添加物は一切入っていない。大豆1に対して麦麹を4の割合で配合し、約2ヶ月~3ヶ月かけて発酵させた非常にぜいたくな味噌。