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御三戸

(みみど)

御三戸は、愛媛県上浮穴郡久万高原町の南東部に位置する美しい自然景観を持つ地域です。この地は、面河川(おもごがわ)と久万川(くまがわ)の合流点にあり、その自然のままの渓谷美が観光客に人気の場所となっています。

御三戸嶽の魅力

石灰岩でできた奇岩「御三戸嶽」

御三戸の象徴的な名所として知られるのが、石灰岩で形成された御三戸嶽(または御三戸岳)です。この嶽は、面河川が屈曲する地点にそびえ立ち、約37メートルの高さを誇ります。垂直に切り立った岩壁は見事で、上部には松が生い茂り、四季折々の風景と相まって訪れる者に感動を与えます。地元では「軍艦岩」とも呼ばれ、その名前の通り、軍艦のような形状が特徴的です。また、七面鳥岩と呼ばれることもあり、川の水が太陽光を反射して岩肌に映し出す様子が、美しいとされています。

愛媛県名勝の指定

この地域は、その美しさと特異な地形から、1971年(昭和46年)4月6日に愛媛県の名勝に指定されました。御三戸嶽は、観光地としても多くの人々に親しまれ、特に自然愛好者や写真家にとって魅力的なスポットです。

周辺の観光スポットとアクセス

面河川と久万川の渓谷美

御三戸を流れる面河川と久万川は、共にV字渓谷を形成しており、その急峻な地形は、訪れる人々に迫力ある自然の力を感じさせます。この地域には、平坦な土地はほとんどなく、自然そのままの姿が残されています。周辺には、久万高原町の美川支所(旧美川村役場)や美川中学校、道の駅みかわがあり、観光客にも便利な拠点となっています。

四国霊場や面河渓谷へのアクセス

国道33号と愛媛県道212号の分岐点となる御三戸は、観光地としても重要な位置にあります。特に、四国霊場の一つである岩屋寺や、自然の宝庫である面河渓谷へ向かう旅行者にとっては、この地点が大切な目印となります。また、夏場には川沿いでキャンプを楽しんだり、水遊びをする観光客で賑わいを見せます。

河川敷へのアクセス

美川支所の横からは、車で河川敷まで下りることができ、夏のレジャーを楽しむためのアクセスも良好です。ただし、車高の低い車では下りるのが難しいため、注意が必要です。さらに、川の合流地点は流れが予測しにくく、危険な場所もあるため、岸から離れすぎないように注意が必要です。

まとめ

御三戸とその周辺は、愛媛県久万高原町の自然の美しさを象徴する観光地です。特に御三戸嶽はその壮大な岩壁と美しい風景で、多くの観光客を魅了しています。面河川と久万川の合流点に位置するこの地域は、四季折々の風景やアウトドアレジャーを楽しむ場としても人気があり、愛媛県内外から多くの人々が訪れます。御三戸嶽や周辺の渓谷美をぜひ一度訪れて、自然の美しさと雄大さを体感してみてはいかがでしょうか。

Information

名称
御三戸
(みみど)

松山・道後温泉

愛媛県