愛媛県は、恵まれた温暖な気候でありながら、冬は石鎚山から吹きおろす「石鎚おろし」が寒冷で、酒造りに適した土地といわれており、昔から地酒造りが盛んだ。”千代の亀”、”山丹正宗”といった有名銘柄も多く、地酒の種類は数え切れないほどだが、そのなかでも、近年注目されているのが、愛媛県初の酒造好適米(酒米)”しずく媛”を使ったお酒。”しずく媛”で造ったお酒は、ふくらみがある味でやわらかく仕上がるといわれ、県内の各所の蔵元で使われており、出来上がったお酒には、統一銘柄である”しずく媛”が名前に冠されている。
1831年(天保二年)の創業「山丹正宗」醸造元の「八木酒造部」がつくる、しずく媛を100%使用した純米吟醸酒「山丹正宗 しずく媛 純米吟醸」は、フルーティな香りの、柔らかくてやさしい味わい。 仕込み水は、石鎚山を含む四国山脈からの伏流水を用いている。ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020にて最高金賞を受賞している。