車エビの養殖が盛んな愛媛県上島町の島、生名島(いきなじま)。ここで育てられた車エビは“いきな車えび”と呼ばれる。かつて生名島は、周囲に数多くの塩田があったことから製塩が賑わっていたが、製塩法が大幅に変更されたのに伴い、全ての塩田はその役目を終えることになってしまった。その跡地を何かに利用できないかと始められたのが、クルマエビの養殖である。天然もずくをブレンドしたエサで育てた車エビは、はちきれそうなプリっとした食感がたまらない。島では、いきたまま食べる踊り食いや塩ゆで、フライ、寄せ鍋、塩焼きなど様々な調理で食べられている。
旬 11月 12月 1月 2月