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今治市 大三島美術館

(いまばりし おおみしま びじゅつかん)

今治市大三島美術館は、愛媛県今治市大三島に位置する美術館で、日本画を中心とした作品を展示しています。昭和後期から現代に至るまでの日本画約1,000点を収蔵しており、周辺の観光名所である大山祇神社にも隣接しています。

概要

今治市大三島美術館は、1986年に「大三島町立大三島美術館」として開館し、その後、2005年の市町村合併に伴い「今治市大三島美術館」に改称されました。館内では、昭和後期から現代に至るまでの日本画を中心に約1,000点を展示しており、訪れる人々に日本美術の魅力を伝えています。

田渕俊夫記念展示室

1996年には日本画家・田渕俊夫氏による日本画の寄贈を受け、「田渕俊夫記念展示室」が設置されました。この展示室では、田渕氏の作品を中心に展示されており、日本画の奥深さと繊細さを感じることができます。田渕俊夫は日本の現代日本画を代表する画家の一人であり、その作品は美術館に訪れる人々に感銘を与えています。

分館の紹介

今治市大三島美術館には、島内に2つの分館があり、現代彫刻を展示する「ところミュージアム大三島」と、母と子の彫刻作品をテーマにした「岩田健母と子のミュージアム」が存在します。それぞれ異なるテーマを持つ分館は、美術愛好家にとって充実した文化体験を提供します。

ところミュージアム大三島

「ところミュージアム大三島」は、2004年に開館した分館で、現代彫刻を中心に展示しています。瀬戸内海の美しい景観を背景に、ジャコモ・マンズーや林範親、深井隆など、国内外の著名な彫刻家の作品を鑑賞することができます。館内のオープンテラスからは、瀬戸内海の多島美を一望でき、訪れる人々に彫刻と自然の融合を楽しませてくれます。

岩田健母と子のミュージアム

「岩田健母と子のミュージアム」は、2011年に開館した分館で、母と子のテーマを中心にした彫刻作品を展示しています。このミュージアムでは、親子の絆を描いた感動的な作品が多く展示されており、特に親子連れの観光客に人気があります。展示されている作品は、母と子の温かい関係性を描写しており、家族愛を感じさせる内容となっています。

沿革

今治市大三島美術館の歴史は、1986年に開館した「大三島町立大三島美術館」から始まります。その後、1996年に田渕俊夫記念展示室が設置され、2004年には分館として「ところミュージアム大三島」が開館しました。2005年に市町村合併によって今治市の施設となり、さらに2011年には「岩田健母と子のミュージアム」が開館しました。現在では、これらの施設を通じて、多彩な美術作品を展示し、訪れる人々に芸術文化の素晴らしさを伝えています。

利用案内

開館時間と休館日

今治市大三島美術館の開館時間は9:00から17:00までで、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始は休館となっています。訪れる際には、事前に休館日を確認しておくことをお勧めします。

アクセス

今治市大三島美術館へのアクセスは、公共交通機関や車での利用が便利です。瀬戸内海交通や瀬戸内運輸の「大山祇神社前」停留所で下車し、徒歩約1分で到着します。また、今治駅や松山市駅からの特急便も利用でき、しまなみライナーを利用する際は大三島バスストップで乗り換えが必要です。宮浦港からは徒歩約15分でアクセス可能です。

周辺観光スポット

今治市大三島美術館の周辺には、大山祇神社や道の駅「しまなみの駅御島」など、観光スポットが多数あります。大山祇神社は、古代から信仰を集めてきた神社であり、歴史や文化に触れることができるスポットです。美術館訪問の際には、これらの名所も併せて訪れることをお勧めします。

今治市大三島美術館は、瀬戸内海に囲まれた美しい自然環境の中で、国内外の美術作品を楽しめる施設です。ぜひ一度訪れて、日本画や彫刻の魅力を体感してみてください。

Information

名称
今治市 大三島美術館
(いまばりし おおみしま びじゅつかん)

今治

愛媛県