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魚島

(うおしま)

魚島は、愛媛県の芸予諸島に位置する魚島群島の主島であり、越智郡上島町に属する有人離島です。この島は、美しい自然や歴史的な名所が豊富に存在し、観光地としても知られています。

概要

魚島は、愛媛県越智郡上島町に属しており、面積は約1.49km²、周囲は6.5kmと比較的小さな島です。この島は、自然豊かで、村上水軍の財宝伝説や歴史的な古墳などが存在しており、多くの観光客が訪れます。

行政

魚島は、1879年(明治12年)に旧魚島村として成立しました。その後、弓削村と一度合併しましたが、1953年(昭和28年)に再び魚島村として独立しました。2004年(平成12年)10月1日には、弓削町、岩城村、生名村と共に上島町として新設合併し、魚島村は廃止され、現在は上島町の一部となっています。

自然環境

魚島の面積は1.49km²で、周囲は6.5kmです。この島は自然が豊かで、島内には中世の豪族であった村上水軍に関連する伝説や、歴史的な観光名所が点在しています。

観光名所

魚島には、数多くの観光名所があります。特に篠塚公園や神ヶ市古墳は、多くの観光客が訪れるスポットです。その他にも、以下のような見どころがあります。

城山展望台

この展望台からは、瀬戸内海を一望することができます。晴れた日には遠くの島々まで見渡せるため、絶景を楽しむことができる場所です。

亀居八幡神社

社伝によると、この神社は1693年(元禄6年)に創建されたと言われています。島内で古くから信仰されている神社で、地域の守り神として知られています。

篠塚重広の宝篋印塔

新田四天王の一人であった篠塚重広の宝篋印塔は、魚島に現存しています。この塔は重要文化財に指定されており、歴史的価値が高いものです。

道福寺

魚島の代表的な仏教寺院であり、本尊は木造地蔵菩薩です。また、境内にそびえる高さ40mのイチョウの木は、島内最大の巨木としても知られています。

毘沙門天碑

この碑は、大漁祈願のために建てられたもので、1972年(昭和47年)に壮年会によって再建されました。漁業が主産業である魚島にとって、重要なシンボルとなっています。

生活環境

2015年(平成27年)現在、魚島の人口は168人です。島内は急峻な地形が多く、農地はほとんどありませんが、自給的な農業がわずかに行われています。主要産業は漁業であり、漁業による生計が立てられています。

また、上島町が運営するケーブルテレビ「上島町CATV」の魚島局があり、生活インフラも整えられています。さらに、水道の整備も行き届いており、住民は安心して暮らせる環境が整っています。

交通アクセス

魚島へのアクセスは、因島土生港からの船便が利用されます。なお、魚島へ向かう際には、弓削港を経由する必要があります。

主要航路

上島町が運営する「ニューうおしま2」が、因島土生港から弓削港、豊島港、高井神島港を経由して魚島港へと運航されています。定期的な運航により、魚島は本土とのアクセスも比較的便利です。

まとめ

魚島は、愛媛県の芸予諸島に位置する美しい自然と歴史的な観光名所が豊富な島です。瀬戸内海の穏やかな風景と共に、歴史や伝統を感じることができるこの島は、訪れる人々に特別な体験を提供しています。現代でも豊かな生活環境が整えられており、島民は漁業を中心に自給自足の暮らしを続けています。自然を愛する観光客にとっても魅力的な場所であり、船でのアクセスも充実しているため、手軽に訪れることができる離島です。宇和島・大洲宇和島・大洲

Information

名称
魚島
(うおしま)

今治

愛媛県