あかがねミュージアムは、愛媛県新居浜市坂井町に位置する総合文化施設で、2015年7月18日に開館しました。この施設は、地域の文化活動を支援し、新居浜市やその周辺地域の歴史や風土を広く伝える場として機能しています。
あかがねミュージアムの名称にある「あかがね」は「銅」を意味しており、新居浜市がかつて別子銅山から大量に銅を産出したことに由来します。このため、ミュージアムの外壁には銅板が使用されており、建物の流線型のデザインに合わせてカーブ状に貼り付けられています。この外観は、新居浜の森や自然の美しさを表現しているとされています。
あかがねミュージアムは、地下1階、地上3階建ての建物で、多様な文化活動に対応できる設備が整っています。館内には、多目的ホール、美術館、創作スペースなどが設置されており、幅広い年代の方々がさまざまな表現活動を行える場所として人気があります。
新居浜市の名物である「太鼓台」の展示が行われる太鼓台ミュージアムでは、2か月ごとに各地区の太鼓台が入れ替わりで展示されます。展示される太鼓台の入れ替え時には、「かき夫」が集まり、伝統的な「かき上げ」が行われる様子も見ることができます。
あかがねミュージアムは、子どもからお年寄りまで、幅広い世代の人々が自主的に創作活動を行うことができる場を提供しています。アート工房や創作スペースでは、個々の創造力を発揮し、さまざまな芸術活動に取り組むことができます。
新居浜市の歴史や風土、自然環境を展示するスペースがあり、地域の特色を学ぶことができます。これにより、新居浜市の文化や自然についての理解が深まり、訪れる人々に新しい発見を提供しています。
あかがねミュージアムでは、文化や芸術を通じて多くの人々が集まり、交流する場を提供しています。これにより、地域の文化の発展や次世代の人づくりに寄与することを目指しています。
あかがねミュージアムは、JR予讃線「新居浜駅」から徒歩1分の場所にあり、松山自動車道「新居浜インターチェンジ」からも車で約15分という便利な立地にあります。
開館時間は施設によって異なりますが、美術館やギャラリー、太鼓台ミュージアムは9時半から17時まで、アート工房や創作スペース、スタジオ2は9時半から21時まで、あかがね座やスタジオ1は9時半から22時まで開放されています。
休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)および年末年始(12月29日~1月3日)となっています。
にいはまギャラリーや太鼓台ミュージアムの入館料は無料です。美術館の企画展に関しては、その都度料金が設定されるため、事前の確認が必要です。また、駐車場も完備されており、3時間無料の駐車券が配布されるほか、利用内容に応じた追加料金が発生する場合もあります。
あかがねミュージアムは、新居浜市を代表する文化施設として、市内外の多くの人々に親しまれています。地域の歴史や文化を学び、さまざまな表現活動に取り組む場として、多くの利用者にとって魅力的な施設であり続けています。