道の駅 霧の森は、愛媛県四国中央市新宮町馬立に位置し、愛媛県道5号川之江大豊線沿いにあります。この道の駅は、豊かな自然と新宮茶の文化が融合した施設で、日帰り温泉、レストラン、カフェなどの設備が整っています。
霧の森は、訪れる人々がリラックスできる多様な施設を提供しています。自然豊かな環境の中で、地域特産の新宮茶を堪能できるだけでなく、観光客が楽しめるアクティビティも充実しています。
霧の森は、新宮インターチェンジから約5分の距離にあり、アクセスが非常に便利です。駐車場は無料で、トイレも完備されています。毎週日曜日には「青空市かほり」が開催され、地元産の新鮮な野菜や特産品が並びます。
霧の森の入り口にある赤い吊り橋・玉水橋の下を流れる馬立川は、透明度が高く、夏には多くの家族連れで賑わいます。川遊びを楽しむために整備された更衣室や東屋もあり、リフレッシュできる場所です。
総合案内所である霧の森ふれあい館では、新宮村全体の観光案内が行われており、地域の文化や歴史を学ぶことができます。ギャラリーも併設されており、地元のアートや展示物も楽しめます。
霧の森レストランは、自然に囲まれたガラス張りの店内で、地元の郷土料理を味わえます。人気メニューは「茶そば」と「おぼろ豆腐」で、どちらも新宮茶の風味が堪能できる一品です。
新宮茶ミュージアムは、新宮茶の歴史と製造過程を学べる施設です。ミュージアム内には、次のような設備があります。
ここでは、新宮茶を使用した「霧の森大福」などの洋菓子や、特産の新宮茶、民芸品が販売されています。人気の霧の森大福は、完売前に購入することをおすすめします。
昔ながらの手揉み技法でお茶を作る体験ができ、作ったお茶は真空パックにして持ち帰ることができます。茶道の伝統的な技術を体験しながら、自分だけのオリジナルのお茶を楽しむことができます。
霧の森茶フェ「ゆるり」では、囲炉裏や古民家風の内装でくつろぎながら、極上の煎茶や新宮茶を使った洋菓子を楽しめます。特に日本茶をメインにしたメニューが特徴で、ゆったりとした時間を過ごせるカフェです。
新宮茶を洋菓子に加工する様子を窓越しに見学できる工房です。日本茶がどのようにして洋菓子に変わるのか、その工程を楽しむことができます。
霧の森交湯〜館では、日帰りで温泉を楽しむことができます。大浴場や遠赤サウナ、休憩室があり、疲れを癒やすのに最適です。温泉の泉質は、低張性弱アルカリ性冷鉱泉で、筋肉痛や関節痛、神経痛などに効果があるとされています。
風情のある和風の茶店「聴水庵」では、和の空間で和菓子とともに新宮茶を楽しむことができます。静かな庭園の景色を眺めながら、贅沢なひとときを過ごせます。
霧の森コテージは、馬立川の清流に沿って並ぶ7棟の山小屋風の宿泊施設です。1階は広いリビングフロア、2階は寝室になっており、宿泊者専用の浴室も利用可能です。コテージ内で自炊することもできますし、霧の森レストランで食事を楽しむこともできます。
霧の森は1999年にオープンし、その後もリニューアルや新しい施設の追加などで、地元の魅力を発信し続けています。2004年には、通信販売で「霧の森大福」が全国1位にランクインし、さらに全国ネットのテレビ番組で紹介され大ブレイクしました。
2005年8月には霧の森茶フェや霧の森交湯〜館が新たにオープンし、2010年には道の駅に登録されました。2018年には、高速道路の休憩施設の不足解消を目的とした社会実験の対象となり、新宮ICでの一時退出が可能になりました。
霧の森では、年間を通じて様々なイベントが開催されています。特に6月の「霧の森お茶まつり」、8月の「霧の森夏まつり」、そして10月の「収穫祭」が人気です。これらのイベントでは、新宮茶や地元の特産品が紹介され、多くの観光客が訪れます。
イベント広場には、560席の客席と本格的なステージがあり、開放的な芝生広場としても活用されています。地域の人々や観光客が集まり、楽しいひとときを過ごす場所です。
霧の森へのアクセスは、愛媛県道5号川之江大豊線を利用し、高知自動車道新宮ICから車で約1kmです。また、JR四国予讃線三島駅前バス停からは、せとうちバスの霧の森行きが運行されています。
霧の森周辺には、霧の高原、塩塚高原、翠波高原といった観光スポットもあります。これらの高原は、四季折々の美しい景色が楽しめる場所で、特に夏や秋の景観は訪れる価値があります。