新居浜マリーナは、愛媛県新居浜市の北東部に位置し、新居浜東港に整備された海浜リゾート公園です。地元では「マリンパーク新居浜」という愛称で親しまれており、豊かな自然と充実した施設で訪れる人々を楽しませています。
新居浜マリーナは、臨海レジャー環境の充実を目的として新居浜市が整備した施設です。四国最大級のマリーナや、研修施設、「フランス料理Restaurant Loca」を備えたクラブハウス、人工砂浜、キャンプ場、多目的広場など、さまざまな施設が整備され、2005年に全面完成しました。年間に5万数千人が訪れる人気のスポットで、小型船舶係留施設であるマリーナ地区は「にいはま海の駅」として国土交通省の海の駅に登録されています。さらに、2018年にはマリーナ一帯が「みなとオアシス」として登録され、クラブハウスがその代表施設として交流拠点になっています。
クラブハウスは施設の中央に位置し、地上2階建ての建物です。外観は白と青を基調とした流線型デザインで、研修室、宿泊室、レストランを備えています。宿泊施設は最大で140名を収容でき、研修やイベントの利用にも対応しています。
新居浜マリーナの人工砂浜は半円形をしており、海岸線の長さは300メートル、砂浜の幅は24メートルあります。ビーチバレーボールコートを完備し、沿岸には175本のヤシの木が植えられていることから「ヤシの木ビーチ」と呼ばれています。このビーチは、夏には海水浴を楽しむ人々で賑わい、南国情緒あふれる景観が魅力です。
キャンプ場は全面が芝生で覆われており、バーベキューやキャンプを楽しむことができます。家族連れやグループでのアウトドア体験に最適な場所です。
新居浜マリーナには、桟橋や浮桟橋などの係留施設が整備されており、約200隻の船舶を係留することができます。マリーナ地区は正式名称「新居浜マリーナ」よりも「マリンパーク新居浜」として広く知られており、海洋レジャーを楽しむ拠点として人気です。
多目的広場にはグラウンドやバスケットボールコートがあり、夜間でも利用できるように照明設備も完備されています。スポーツやイベントの開催に適した広いスペースを提供しています。
公園の入口には、かつて新居浜本港で使用されていた赤灯台と白灯台がモニュメントとして保存されています。赤灯台は昭和12年に設置され、昭和61年に引退、白灯台は昭和62年に引退し、それぞれ歴史的な価値を持っています。
新居浜マリーナでは、年間を通じて様々なイベントが開催されます。
新居浜マリーナの歴史は1981年に始まります。1981年(昭和56年)8月に港湾計画改訂により計画が決定され、1988年(昭和63年)に事業が着手されました。1996年(平成8年)4月に一部供用が開始され、2005年(平成17年)3月に全面完成を迎えました。
新居浜マリーナへのアクセスは、以下の方法があります。自家用車を利用することが一般的ですが、公共交通機関を利用する場合は注意が必要です。
最寄りインターチェンジ: 新居浜インターチェンジ(約15分)
最寄り駅: JR予讃線多喜浜駅(自動車で6分)
多喜浜駅から徒歩でのアクセスは難しいため、タクシーの利用か、せとうちバスの黒島行きに乗車し、西楠崎停留所で下車後、徒歩30分のルートがあります。ただし、バスの本数は非常に少ないため、事前に時刻表を確認することが望ましいです。