面河渓は、愛媛県西部の仁淀川上流、石鎚山の南麓にひっそりと佇む美しい渓谷です。深い山の間に刻まれたV字型の谷には、断崖絶壁、滝、奇岩など、圧巻の自然景観が次々と現れます。
名所と見どころ
国の名勝に指定されている面河渓には、以下のような名所があります。
* 関門: 断崖絶壁が迫り、まるで門のように見えるスポット。
* 相思渓: 川の流れが二股に分かれており、まるで愛し合う男女のように見えるスポット。
* 五色河原: 川床の石が赤、青、緑、黄色、白色など五色に見えることから名付けられたスポット。
* 亀腹: 大きな岩が亀の背中に見えるスポット。
* 蓬莱峡: 柱状節理の奇岩が連なる、まるで仙人の住む場所のようなスポット。
* 紅葉河原: 秋になると紅葉が美しく色づくことから名付けられたスポット。
* 御来光の滝: 朝日があたると滝がキラキラと輝いて見える神秘的なスポット。
面河渓は、四季折々の自然が楽しめますが、特に秋の紅葉は絶景です。
地質と歴史
面河渓周辺は、第三紀に石鎚カルデラ形成の際の火山活動により形成された安山岩が広がっています。古くは修行の場として知られており、多くの文人がこの地を訪れています。しかし、昭和46年には石鎚スカイラインの建設に伴う自然破壊が問題となりましたが、現在は自然公園に指定され、その美しい姿が守られています。
登山とアクセス
面河渓は、石鎚山への登山口としても知られており、面河山や愛大石鎚小屋を経て石鎚山頂に至るルートがあります。近年は石鎚スカイラインの開通により登山道を利用する人は減少していますが、それでも登山者にとって重要なルートの一つです。
面河渓へは、松山駅からバスで約2時間30分で行くことができます。また、愛媛県道12号西条久万線は通称「もみじライン」としても知られ、秋には美しい紅葉を楽しむことができます。
注意事項
面河渓は自然豊かな場所ですが、山間部のため天候が変わりやすく、足元も滑りやすいので注意が必要です。登山をする場合は、登山靴や服装、食料などをしっかりと準備しておきましょう。
青く澄んだ川の水「仁淀ブルー」の仁淀川の9.6キロメートルほど上流にあたり、石鎚山の南麓の渓谷。
周囲を四国山地の高峻な山々に囲まれ、入口付近で標高650メートルに達する。
大原生林におおわれたV字谷となっており、断崖・滝・奇岩が連続する。
名所には関門、相思渓、五色河原、亀腹、蓬莱峡、紅葉河原、御来光の滝などがある。
紅葉の名所としても人気。
### 面河渓の概要
面河渓は、愛媛県西部の仁淀川上流、石鎚山の南麓に位置する渓谷です。周囲を四国山地の高い山々に囲まれ、入口付近では標高650メートルに達します。V字型の谷となっており、断崖や滝、奇岩が連続しています。
### 名所と特徴
この渓谷は、国の名勝に指定されており(1933年指定)、石鎚国定公園および面河・四国カルスト自然休養林にも指定されています。有名な名所としては、関門、相思渓、五色河原、亀腹、蓬莱峡、紅葉河原、御来光の滝などがあり、特に紅葉の名所としても知られています。
### 地質と歴史
面河渓周辺は、第三紀に石鎚カルデラ形成の際の火山活動により形成された安山岩が広がっています。かつては石鎚スカイラインの建設に伴う自然破壊が問題となりましたが、現在ではその美しさが保護されています。
### 登山とアクセス
面河渓には石鎚山への裏参道があり、面河山(標高1525m)や愛大石鎚小屋を経て石鎚山頂に至るルートがあります。ただし、近年は石鎚スカイラインの開通によりこの登山道を利用する人は減少しています。面河渓に至る愛媛県道12号西条久万線は通称「もみじライン」としても知られています。
散策自由
松山駅からバスで135分(乗換が必要)JR四国バス→伊予鉄南予バス → 面河バス停から徒歩で15分[2km]
松山ICから車で78分[64km]