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愛媛県 総合科学博物館

(えひめけん そうごう かがく はくぶつかん)

愛媛県総合科学博物館は、愛媛県新居浜市に位置する県立博物館で、科学に関する幅広い知識を体験的に学ぶことができる施設です。特に、世界で二番目の規模を誇るプラネタリウムを擁していることでも知られています。

概要

この博物館は1994年に開設され、自然、環境、生物、天文、産業、技術といった多様な科学分野に関する展示が行われています。来館者は年間約20万人を超え、愛媛県内外から多くの人々が訪れます。また、地元では「かはく」という愛称で親しまれています。

建物のデザイン

博物館の建物は、建築家・黒川紀章氏による設計で、常設展示室が「自然館」「科学技術館」「産業館」の3つに分かれています。これらの展示室には、さまざまな科学的なテーマに基づいた展示が用意されており、屋外の広場にもいくつかの展示品が見られます。

プラネタリウム

館内にあるプラネタリウムは、かつて「世界最大」として知られていましたが、2010年に名古屋市科学館のプラネタリウムが開業したことで、現在は世界で2番目の大きさです。それでも、ドームの直径が30メートルもあり、内部は小劇場のように広々としており、臨場感のある天文ショーを楽しむことができます。

学習と研究活動

愛媛県総合科学博物館は、展示を通じて科学的な知識を提供するだけでなく、学芸員による研究成果も活用され、県内の学校や一般の来館者向けにさまざまな教室や講座が開かれています。これにより、科学教育の普及と向上に大きく貢献しています。

施設案内

展示棟

展示棟では、1階にエントランスや企画展示室、多目的ホール、収蔵庫が配置されています。2階は展示室があり、3階には「科学技術館」や「産業館」があります。展示は各テーマに基づき、多様な科学的要素を体験できるよう工夫されています。

レストランとミュージアムショップ

レストラン棟には、1階にレストランやミュージアムショップ、オリエンテーションルームが設置されています。来館者は、展示を見学した後に食事を楽しんだり、科学に関連するお土産を購入することができます。

プラネタリウム棟

プラネタリウム棟は、主に天文に関する展示やショーを行う施設です。ドーム型の天井に星空を投影し、リアルな宇宙の世界を体験できます。また、学習室や研修室もあり、天文学に興味のある来館者向けのワークショップも行われています。

生涯学習棟

生涯学習棟は、1階に図書室やビデオブース、2階にミーティングルームや研修室、科学実験室があり、科学実験や工作を体験できるスペースが整っています。3階には館長室や事務室、会議室、研究室もあり、博物館全体の運営と研究活動が行われています。

アクセス

愛媛県総合科学博物館へのアクセスは、公共機関や自動車を利用する方法があります。公共機関を利用する場合、せとうちバスの「総合科学博物館前」で下車することができます。自動車を利用する場合は、松山自動車道のいよ西条インターチェンジから約2キロメートルの距離に位置しています。

関連施設

愛媛県総合科学博物館の周辺には、愛媛県美術館や愛媛県歴史文化博物館などの関連施設もあります。これらの施設と連携しながら、愛媛県内の文化・科学に関する学びの場を提供しています。また、かつては愛媛県立博物館も存在しましたが、2009年に閉館し、総合科学博物館と統合されました。

まとめ

愛媛県総合科学博物館は、科学を楽しく学ぶことができるだけでなく、地域の科学教育にも大きく貢献しています。大規模なプラネタリウムや豊富な展示が魅力で、家族連れから学生、科学愛好者まで幅広い層が訪れます。新居浜市を訪れる際には、ぜひこの科学博物館を訪れてみてください。

Information

名称
愛媛県 総合科学博物館
(えひめけん そうごう かがく はくぶつかん)

新居浜・西条・石鎚山

愛媛県