愛媛県東予地方の特産品である、「えびちくわ」をはじめ、新鮮な瀬戸内の魚介を使ったかまぼこや天ぷらを作る、1950年(昭和25年)に創業の青木蒲鉾店。伝統の味を守りながらも、新しい食の提案も挑戦している。えびちくわは、瀬戸内のエビと白身魚のすり身、自家製豆腐で作る、ふわふわの食感が特徴のピンク色のちくわ。華やかな色合いが縁起物としても喜ばれる逸品。なかでも、えびのすり身と豆腐で作られる看板商品の「昔ながらのえびちくわ」は、同店の「特選えびちくわ」より5%えびの含有量が多い。地のえびを100%使い、昔の味を再現しようとあえて殻ごとのえびのジャリジャリとした歯ざわりと食感を残した、素材とできたてにこだわった一品。えびちくわは、生で食べるほか、ひじきと合わせて炊いて煮物にすると、たまらぬ風味がある。